■メンバー招集外が続く、エースのコンディションは？
もうひとりのタイ人Jリーガー、チャナティップはいかに。14節・川崎戦にも足を運んだのだが、嫌な予感は的中する。前節に引き続き、メンバーリストに彼の名前はなかった。
札幌は今季、ここまで公式戦19試合を消化（執筆時点）。うち、11試合（829分）出場・１得点がチャナティップの戦績である。正直、看板選手のひとりとしてはいささか弱い数字に感じてならない。
３節・広島戦の直前のウォーミングアップで負傷しており、再び怪我による離脱なのか。チームからの公式発表はいまだないが、昨季途中での負傷離脱を悔やみ並々ならぬ気持ちで今季を迎えた想いとは裏腹に、ネガティブな心情を引きずりフィットしていないのだろうか、それとも他に何か問題があるのか。タイ代表でも影響力を持つ彼の状況は、監督のみならずタイ国民も気にするところだろうが、２週間後に迫った中東決戦には厳しい材料が並んでいることは間違いないだろう。
アジアカップへの出場も危うい立場。エースはいまだ復帰せず…
■『残り３試合に求められるチャーンスックのプライド』
タイ代表は、６月３日にインドネシア代表、７日にUAE代表、そして15日にマレーシア代表との対戦を控えている。５試合を消化して目下３位、消化試合がひとつ少ないホスト国・UAE代表が勝点２差に控えている状況だ。カタール行きは愚か、予選を兼ねるアジアカップ中国2023への出場すら危うい立場にある。シーズンオフの選手たちの状態をどう上げて挑むのか、日本人監督の手腕を注視したい。
取材・文●佐々木裕介（フリーライター）
タイ代表は、６月３日にインドネシア代表、７日にUAE代表、そして15日にマレーシア代表との対戦を控えている。５試合を消化して目下３位、消化試合がひとつ少ないホスト国・UAE代表が勝点２差に控えている状況だ。カタール行きは愚か、予選を兼ねるアジアカップ中国2023への出場すら危うい立場にある。シーズンオフの選手たちの状態をどう上げて挑むのか、日本人監督の手腕を注視したい。
取材・文●佐々木裕介（フリーライター）
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