3月には代表への熱い思いを明かしたばかり
また、クラブとの対立も避けられる可能性が高い。
そもそもクラブには、保有する選手のオリンピック招集に応じる「義務」はない。とくに試合数が混む場合は、重要な選手の体力温存を優先する。だが南米のクラブはEUROとは無縁だ。したがってティグレス指導部は、FIFA主催コンペティションが競合して入ってこない限り、ジニャック解放に反対しないと見られる。
本人はどうかと言えば、この3月にフランスのラジオでフランス代表への熱愛を強調したばかり。「国を代表するとなったら、ウィだのノンだのと言う余地はなく、それは義務なんだ!」と断言していた。「本人のみぞ知る」ではあるが、もしかするとこの発言も、オリンピックのオーバーエイジ枠を念頭に置いていたのかもしれない。
リポル監督が提出した「プレリスト」は、80人を超す膨大なリスト。あくまでも「招集するかもしれない選手」の域を出ないもので、最終的にはたった18人の「ファイナルリスト」に絞り込まれる。またフランスはエスポワール代表レベルでも、攻撃陣がかなり豊富だ。
ただ、数奇な運命と言うべきか、フランス代表の初戦の相手はまさにメキシコ。ジニャックの東京行きも、さほど頓狂な夢物語とは言えなくなってきた。
取材・文●結城麻里
test by Marie YUUKI
そもそもクラブには、保有する選手のオリンピック招集に応じる「義務」はない。とくに試合数が混む場合は、重要な選手の体力温存を優先する。だが南米のクラブはEUROとは無縁だ。したがってティグレス指導部は、FIFA主催コンペティションが競合して入ってこない限り、ジニャック解放に反対しないと見られる。
本人はどうかと言えば、この3月にフランスのラジオでフランス代表への熱愛を強調したばかり。「国を代表するとなったら、ウィだのノンだのと言う余地はなく、それは義務なんだ!」と断言していた。「本人のみぞ知る」ではあるが、もしかするとこの発言も、オリンピックのオーバーエイジ枠を念頭に置いていたのかもしれない。
リポル監督が提出した「プレリスト」は、80人を超す膨大なリスト。あくまでも「招集するかもしれない選手」の域を出ないもので、最終的にはたった18人の「ファイナルリスト」に絞り込まれる。またフランスはエスポワール代表レベルでも、攻撃陣がかなり豊富だ。
ただ、数奇な運命と言うべきか、フランス代表の初戦の相手はまさにメキシコ。ジニャックの東京行きも、さほど頓狂な夢物語とは言えなくなってきた。
取材・文●結城麻里
test by Marie YUUKI