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Jクラブも注目する逸材!静岡学園の190cmDFが世代別代表を経験してさらなる進化「基準が上がった」

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年04月20日

「(代表は)普段からやっている2つ上くらいのスピードでパスをした上で、トラップも正確だった」

守備の強度が上がるとともに、正確なロングフィードやドリブルで運ぶプレーも伊東の武器だ。写真:松尾祐希

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 結局、2年次にはポジションを奪い返せなかったものの、課題として抱えていた守備の強度を高める作業に注力。その結果、新チームでは立ち上げ当初からレギュラーとして活躍し、3月には初めてU-18日本代表に名を連ねた。そして、世代別代表での経験が自身の成長速度をさらに加速させる。伊東は言う。

「すでにプロでプレーしている選手もいて、自分の基準が上がった。練習から『止める位置を正確にしよう』と川口監督から言われていたのですが、普段からやっている2つ上ぐらいのスピードでパスをした上で、トラップも正確だったんです。プロになったら、代表でやっているスピード感でプレーしなければと思い知らされました。本当に良い経験。これからもっと取り組まないと」

 その経験はチームに帰ってからも生きている。自身に求める基準が上がり、プロを意識してプレーをするようになった。また、課題のフィジカル面も今まで以上に意識するようになり、体幹を中心に鍛錬。昼休みにも校内のジムに足を運んで、15分ほどトレーニングをするようになった。プロで戦う身体を作るために食事面も改善。代表でバランスが取れた食事の重要性を知り、寮で出される食事に加えて、足りないものを自分で購入して食べるようになったという。

「初めて代表に選ばれ、自分の自信になった。その経験を生かして取り組み、プロを目指してやっていきたい」とは伊東の言葉。アジリティやフィジカルの強さは改善を図っている最中だが、今まで同様に真摯にサッカーへ向き合っていけば、誰もが驚く成長を遂げたとしても不思議ではない。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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