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【名古屋】なぜ無敗は途切れたのか? 鳥栖に気付かされたリードを奪う大切さと試合運びの重要性

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2021年04月19日

稲垣の今季4得点目で一矢を報いた

「相手が素晴らしい試合をしてきた」と対戦相手の鳥栖を称えた稲垣。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 それでも後半は立て続けの選手交代でサイド攻撃を充実させ、最後は木本恭生のパワープレーも繰り出し、稲垣の今季4得点目で一矢を報いた。

 鳥栖も素晴らしい守りから、カウンターに余念がなく、その双方を担った前線の運動量と強度には頭が下がる思いがした。鳥栖のプレスバックは速く、深い。普段は自分たちが強みとしている全員守備を目の当たりにした名古屋は、改めてリードを奪う大切さと試合運びの重要性を痛感していただろう。

「少し時間帯的には1-2にするゴールが遅すぎた」
 フィッカデンティ監督にそう言わしめた鳥栖の健闘、奮戦を称えるべき試合内容は、名古屋にさらなる成長のきっかけを与えることになったか。
 
 しかしながら名古屋は、長いリーグ戦のなかで、今季初の敗戦を喫しただけだ。縮められたとはいえ、8勝2分1敗、勝点26は3位に浮上した鳥栖と6ポイントの差をつけている。

 自信を失う必要はなく、中谷も「立ち返る場所はあるし、立ち返る必要はない。もう一回、自分たちの強みは何かというところを認識しながらやりたい」と言い切った。

 失点が、敗戦が話題になってしまうというのは強さの裏返しでもあるだろう。名古屋はブレることなく、次の勝利と勝点へのアプローチを繰り返していく。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
 
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