「韓国代表レベルともなれば、生まれつきの感覚と専門性を…」
『スポーツソウル』紙は元協会スタッフで、現在は全南ドラゴンズで指揮を執るチョン・ギョンジュン監督の興味深い見解を紹介している。
「選手は誰もが主演を望む。よっていまは、アマチュア時代から“サイドバックは実力が劣る選手がプレーするポジション”と認識されている。プロに上がってくる選手のうち、幼い頃からサイドバックでプレーしている選手の数自体が少ないのだ」
そう持論を展開し、「サイドバックを単にサイドの守備だけをさせるポジションとして活用するより、戦術の核において活用すれば、選手も考えを変えるだろうか」と投げかけ、「つまりは選手の問題ではなく、指導者の努力も必要だ」と結論付けた。
一方で現役時代に韓国代表のサイドバックとして活躍し、現在FCソウルで監督を務めるパク・ジョンソプ氏もコメントを寄せている。同監督は「ウインガーなど攻撃を担当した選手が本来の役割を果たせず、サイドバックにポジションを下げるケースが多い」と傾向を分析。そして「そうなると基本はできるが、繊細さに欠けるしかない。韓国代表レベルともなれば、生まれつきの感覚と専門性を持ち合わせ、認識を変えながら挑戦する必要がある」と注文を付けた。
かつてはJリーグで活躍したハ・ソッチュや長く欧州クラブに籍を置いたイ・ヨンピョ、チャ・ドゥリなどがサイドバックで幅を利かせ、日本代表を大いに苦しめたものだが、彼らにしても元々は攻撃的なポジションを得意としていた。
韓国サッカー界にとってサイドバック問題は、いまや看過できないアキレス腱なのだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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「選手は誰もが主演を望む。よっていまは、アマチュア時代から“サイドバックは実力が劣る選手がプレーするポジション”と認識されている。プロに上がってくる選手のうち、幼い頃からサイドバックでプレーしている選手の数自体が少ないのだ」
そう持論を展開し、「サイドバックを単にサイドの守備だけをさせるポジションとして活用するより、戦術の核において活用すれば、選手も考えを変えるだろうか」と投げかけ、「つまりは選手の問題ではなく、指導者の努力も必要だ」と結論付けた。
一方で現役時代に韓国代表のサイドバックとして活躍し、現在FCソウルで監督を務めるパク・ジョンソプ氏もコメントを寄せている。同監督は「ウインガーなど攻撃を担当した選手が本来の役割を果たせず、サイドバックにポジションを下げるケースが多い」と傾向を分析。そして「そうなると基本はできるが、繊細さに欠けるしかない。韓国代表レベルともなれば、生まれつきの感覚と専門性を持ち合わせ、認識を変えながら挑戦する必要がある」と注文を付けた。
かつてはJリーグで活躍したハ・ソッチュや長く欧州クラブに籍を置いたイ・ヨンピョ、チャ・ドゥリなどがサイドバックで幅を利かせ、日本代表を大いに苦しめたものだが、彼らにしても元々は攻撃的なポジションを得意としていた。
韓国サッカー界にとってサイドバック問題は、いまや看過できないアキレス腱なのだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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参照元●スポーツソウル日本語版
韓国代表が陥る深刻な“サイドバック飢饉”…原因は「実力が劣る選手のポジション」という認識