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「タケは日本人のイメージと違った」ヘタフェの重鎮FWマタが語る久保建英の“素顔”「特に優れているのは…」【独占インタビュー】

カテゴリ:海外日本人

ラディスラオ・ハビエル・モニーノ

2021年04月03日

「タケ以外で印象に残っている日本人選手は?」

出番が少なくても、久保は前向きに練習を続けているという。(C) Getty Images

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――ヘタフェで思うように出場時間が与えられていないけど、タケはどんな様子?

「タケの長所の一つが練習熱心なところだ。チャンスを掴もうと、常に前向きに練習に取り組んでいる。長くベンチスタートが続いた後、エルチェ戦(1-1)で久しぶりにスタメンに出場し、アシストを記録したけど、これはなかなか簡単なことではない。タケはそれだけ精神的に成熟している証だ。若いにもかかわらずね。しかも、彼自身がこれからも戦いが続いていくということを一番よく理解している。チャンスが回ってきた時のために、毎日練習で最善の準備をし続けないということをね」

――タケ以外で印象に残っている日本人選手は?

「ヘタフェで一緒にプレーしたガク(柴崎岳)だね。彼も卓越したテクニックの持ち主だ」

――日本のサッカーについてはどんな印象を持っている?

「あまり詳しくないから多くを語ることはできないな。(アンドレス)イニエスタとフェルナンド・トーレスのおかげで情報は増えたけどね。最近では、50代の選手(三浦知良)が現役を続けているというニュースが興味深かった」

――将来的に日本でプレーすることに興味はある?

「プレーすることにまったく支障はないよ。さっきも言ったように日本の文化に興味があるし、それはサッカーについても同様だ」
 
――ヘタフェのサッカーが荒いと指摘させることがありますが、選手はどう思っている?

「まったく納得がいかない。誤ったイメージのせいで、明らかに割を食わされている。チームそれぞれに目指すべきプレースタイルというものがある。最終的に是非を判断するのは審判なんだしね。ヘタフェに対してもっとリスペクトを示してほしい」

――(ホセ・)ボルダラスはどんな監督?

「明確なビジョンを掲げ、選手全員の意欲を高めて同じベクトルに向かわせる。日々の練習でも繰り返し実践させる。すべては実戦で彼が望むゲームプランが遂行できるようにね」

――タケと(カルレス・)アレニャが加入してから数試合スタメンで出場した後、ボルダラス監督は4-4-2に回帰しました。これも選手が慣れ親しんだシステムでゲームプランを遂行させるためだった?

「2人の加入で攻撃のバリエーションが増え、選手層に厚みが増した。監督にとってはローテーションを採用する余地が広がったわけだ。システムを4-4-2に戻したのは、失点の増加も背景にあった。相手を無失点に抑える戦い方を取り戻す必要があった。守備を安定させ、そこから攻撃に繋げようというのが狙いだった」

インタビュアー●ラディスラオ・ハビエル・モニーノ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
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