アピールしたとはいえ、メンバー入りが確定したわけではない
さて、じゃあアルゼンチン戦で点を取った林と板倉、そしてMVP級のパフォーマンスを見せた田中などは、果たして東京五輪本大会のメンバーに入れるかな? そんなに甘くはないだろう。
例えば前線には、一度は招集も怪我で離脱した堂安がいて、J1で6得点の前田がいて、そして上田はルヴァンカップの福岡戦で2ゴールと調子を上げている。もしかしたら、オーバーエイジで大迫が呼ばれる可能性もあるだろう。
オーバーエイジについては、ボランチの遠藤やCBの吉田を推す声もある。またCBにはA代表でも活躍する東京五輪世代の冨安もいる。そう考えると、この日にダブルボランチを組んだ田中と板倉、そのうち板倉はCBでもプレーできることを加味したとしても、ふたりとも安泰ではない。
例えば前線には、一度は招集も怪我で離脱した堂安がいて、J1で6得点の前田がいて、そして上田はルヴァンカップの福岡戦で2ゴールと調子を上げている。もしかしたら、オーバーエイジで大迫が呼ばれる可能性もあるだろう。
オーバーエイジについては、ボランチの遠藤やCBの吉田を推す声もある。またCBにはA代表でも活躍する東京五輪世代の冨安もいる。そう考えると、この日にダブルボランチを組んだ田中と板倉、そのうち板倉はCBでもプレーできることを加味したとしても、ふたりとも安泰ではない。
要するに、この結果とパフォーマンスに満足してはいけないよ。アピールしたのは認めるけど、だからと言って7月下旬に開催が予定されている東京五輪本大会のメンバー入りが確定したわけではない。
満足してはいけないのはチームとの出来も同様だ。この先に本大会のメンバーを固めていった際にも同じサッカーができるかどうか。アルゼンチンも多少は顔ぶれが変わるかもしれないし、この3-0という結果がそのまま東京五輪に反映されるわけでもない。
結果的にアルゼンチンに3-0で勝ったのは嬉しいけど、これをどう継続するか見物だ。この勝利を「アルゼンチンに3-0で勝った時もあったね」なんて言うような思い出話にならないように、今後のチーム作りにも注目したいね。
構成●サッカーダイジェスト編集部