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「日本と台湾の懸け橋に」元東京Vの一柳夢吾が推進する草の根の国際交流『PR0JECT ONE』と現役へのこだわり

カテゴリ:海外日本人

海江田哲朗

2021年03月23日

現役続行は諦めていないが「コロナの影響もあり、浮かんでは消え、という状態ですね」

一柳は昨季まで台湾リーグ1部の台中Futuroでプレーした。(C) sportspon

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左から田口優樹(フットサルチームkit代表)、一柳夢吾、石森孝志八王子市長、立花太我(中央大学学友会サッカー部コーチ)。

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 一方で台湾リーグのレベルはどう感じたのか。
「選手の持っているポテンシャルは思った以上に高かったです。ただ、サッカーはまだまだ発展途上で、リーグの環境整備が進められているところ。人気の面は野球やバスケットボールが圧倒しています」

 昨季、台中Futuroは3位。前年の5位からふたつ順位を上げた。だが、一柳は契約満了となり、移籍先を探すことになった。

 新型コロナウイルス禍においては、ビザの取得が困難なうえ、入国そのものが容易ではない。オフを日本で過ごした一柳は台湾に戻るつもりだったが、予定変更を余儀なくされた。

 日本に滞在し『PR0JECT ONE』の活動を進める一方、昨年コロナによって断絶された家族との時間をゆっくり過ごしている。

 むろん、現役続行は諦めていない。
「台湾以外でも話はあったんですけれど、コロナの影響もあり、浮かんでは消え、という状況ですね。今年の4月で36歳。18歳からプロ生活が始まり、37歳までやれば丸20年ですから、そこまでやりたいという目標は持っています。とはいえ、選手はオファーありきですから。終わりの見えてきている貴重な選手生活だというのは理解しているので、悔いの残らないように日々を過ごしたい。そうは言いつつ、正直、終わり方が分からないという感覚も。みんな、どんなふうに心に決め、区切りをつけるんだろう」と笑った。

 一柳はガッツに溢れるファイターで、ここ一番で身体を張れるディフェンスが身上である。終わり方が分からないというのは、その胸に宿す闘志の炎が消えていない何よりの証だ。

取材・文●海江田哲朗(フリーライター)
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