慌てず、騒がず、淡々として勝つ
先制後に投入したマテウスが追加点を決め、その後に送り込んだ山﨑がチームにアドバンテージを築くなかで3点目。そのふたつの追加点に好調の相馬がフル出場で絡んでいく流れも見事で、恒例の木本恭生を入れての守備固めも後半アディショナルタイムで十分なほどに試合は安定していた。
木本と同時に入った齋藤学が数分の中でしっかり時間稼ぎに従事したことも小さくない事象で、ピッチに立つすべての選手が試合に勝つためのプレーを徹底するという名古屋のカラーは、試合をこなすごとに濃く強くなってきている気がする。
開幕から無傷の5連勝はクラブ新記録であり、次節からは記録更新はどこまでいくか、という話題も増えた。指揮官は代表ウィークによる中断を迎える次節までを序盤戦の区切り、振り返って見直すべきひとつの期間と見なしており、全勝で終えて最高のブラッシュアップに臨みたい気持ちは当然あるだろう。
選手たちはといえば「記録は後からついてくるもの」(前田)と次戦の勝利しか目に見えておらず、好成績から得られる自信も含めて、良い精神状態で鹿島に乗り込む。この強さは勢いや偶然にあらず、平静として必然のものだ。慌てず、騒がず、淡々として勝つ。相手からしてみれば、これほど嫌な相手は、なかなかいない。
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
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選手たちはといえば「記録は後からついてくるもの」(前田)と次戦の勝利しか目に見えておらず、好成績から得られる自信も含めて、良い精神状態で鹿島に乗り込む。この強さは勢いや偶然にあらず、平静として必然のものだ。慌てず、騒がず、淡々として勝つ。相手からしてみれば、これほど嫌な相手は、なかなかいない。
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