●山根視来（川崎フロンターレ／DF／27歳）
　湘南から川崎に移籍した昨季、即座に新天地のスタイルを吸収し、ピッチ上で表現。圧倒的な強さでリーグを制したチームで存在感を放ち、大きな飛躍を遂げた。今季も自慢の攻撃力を随所に発揮して家長昭博やレアンドロ・ダミアンの得点をお膳立て。開幕から無敗（５勝１分）で首位を走る川崎を力強く支えている。家長のように、前方で上手くタメを作ってくれるアタッカーと組めれば、特長の機を見た攻め上がりで見せ場を多く作りそうだ。

森保ジャパン４-４-２の起用予想ポジション：右SB

●中谷進之介（名古屋グランパス／DF／24歳）
　守備戦術に定評ある名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督の下、近年は著しい進化を遂げているCBだ。ファイティングスピリッツに溢れ、球際で激しくバトル。Jリーグでもパワフルな助っ人相手にも引けを取らず戦える。カバーリングも的確で、正確なフィードなど後方からの組み立てもこなし、リーダーシップも兼備。最終ラインに必ずいてほしいと思わせる守備者だ。原川と同様、世代別代表での実績も豊富。満を持して、いよいよA代表でも活躍するか。

森保ジャパン４-４-２の起用予想ポジション：CB
 

●小川諒也（FC東京／DF／24歳）
　クロスでもくさびのパスでも、良質なボールを蹴るレフティのA代表入りを推す声は、これまでも決して少なくなかった。タイミング良く前に飛び出して好機に絡む自慢の攻撃力はもちろん、豊富なスタミナを駆使してハードワークを厭わず、対人守備の強さで局面の勝負を制すなど、SBに求められるスキルに不足はない。代表という舞台でも尻込みせず、思い切りの良いプレーを見せたい。貴重なチャンスをモノにできるか。

森保ジャパン４-４-２の起用予想ポジション：左SB

●前川黛也（ヴィッセル神戸／GK／26歳）
　元日本代表GK前川和也を父に持つ“サラブレッド”が、いよいよ本格ブレイクとなるか。プロ４年目の昨季終盤に出番を増やし、ACLではレギュラーとして奮闘しベスト４進出に貢献。アジアの舞台での活躍でさらに自信を深めたはずだ。今季も開幕から正守護神の座に。安定感を欠く試合もあるが、G大阪をシャットアウトした開幕戦のパフォーマンスは特筆すべきものだった。代表では、経験豊富な西川周作、権田修一らとの争いで、どこまでアピールできるか。

森保ジャパン４-４-２の起用予想ポジション：GK

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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