A代表初選出の小川諒也。FC東京で奮闘する左SBの持ち味は? そして代表定着への鍵は?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2021年03月18日

代表定着には何が必要か?

プロ7年目、今回の代表選出で小川はある意味、大きなターニングポイントを迎えた。写真:滝川敏之

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 現状、日本代表の左SBは長友佑都に次ぐ選手が固まっていない状況だ。その長友もすでに34歳で、レギュラーが確約されているわけではない。今回の連戦、小川にとってはスタメン奪取を狙える格好のチャンスになる可能性がある。

「長友選手以降、定着した選手がいないと思うので、代表に1回呼ばれて満足することなくそのあとも呼ばれるように、使われるように定着できるくらいの活躍をしたいと思います」

 では、代表定着するには何が必要か。

「左足での得点演出や攻撃参加など自分の強みを出したい。(代表戦での)球際の強さだったり、Jリーグで味わえない部分を経験で積み上げたい」
 
 その意味では、海外のクラブと対戦したACLの経験は代表活動で活きるかもしれない。

「(昨季のACLで)ブラジル代表の選手とかともマッチアップして見直す点も分かりました。具体的に言えば守備面での対人で、あと一歩寄せたりそういうところは代表戦でもしっかりやっていきたい」

 ただ、決して“守りに専念するわけではない”。やはり今回の代表戦でアピールしたいのは攻撃面だ。

「攻撃でのインパクトというか、違いを見せないといけない。無難にこなしていたら次は呼ばれないし、そうなったら定着も難しいので、攻撃的なスタンスで印象に残るプレーをしたいです」

 ACLでトップチームデビューした時よりも代表初選出のほうが「嬉しい」という小川は、「海外組も呼ばれているので、Jリーグでは味わえない感覚」を養いながら森保ジャパンでも台頭できるか。ここで一気に突き抜けることができれば、スターダムにのし上がる可能性も。プロ7年目、24歳のレフティが大きなターニングポイントを迎えた。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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