「サポーターに直接さよならを言えない選手を見てきた」
そう冗談めかして話す長谷部のドイツ語を聞くと、リモート記者会見に参加していたドイツ人記者はモニター越しに一緒になって笑っていた。長谷部は地元メディアにも、とても愛されている。
彼が感謝を伝えたい相手は他にも沢山いるようだ。いつも支えてくれる家族、サポートしてくれるスタッフ、そして、通常であれば、ダイレクトに感じ合えるサポーター。
新型コロナウイルスの影響で、ブンデスリーガは無観客試合が続いている。この状況がいつまでも続くことは誰も求めていないだろう。
ファンの前でまたプレーをしたい。そして叶うなら、ファンの前でプロ選手としての最後を迎えたい。その思いが、現役生活を続けるモチベーションになっているようだ。
「僕自身、このチームのファン、サポーターに本当に感謝している。このチームのファンだけはなく、日本のファン、サポーターに本当に感謝している。この1年間でスパイクを脱いだ選手もたくさんいて、でも、サポーターに直接さようならを伝えられない選手を見てきた。ファンの前でスパイクを脱ぎたいという気持ちが、ひとつのモチベーションとしてあったのは事実です」
そして、ファンと心を通わせ、ともに情熱的に戦い、スタジアムを揺るがす。そのための舞台を自分達でつかみ取ることができれば、何よりの恩返しになると考えている。
「僕はファンに恩返しをしたい。だから、来年インターナショナルな舞台をファンにプレゼントしたい。来シーズン、またヨーロッパを一緒に回りたい」
彼が感謝を伝えたい相手は他にも沢山いるようだ。いつも支えてくれる家族、サポートしてくれるスタッフ、そして、通常であれば、ダイレクトに感じ合えるサポーター。
新型コロナウイルスの影響で、ブンデスリーガは無観客試合が続いている。この状況がいつまでも続くことは誰も求めていないだろう。
ファンの前でまたプレーをしたい。そして叶うなら、ファンの前でプロ選手としての最後を迎えたい。その思いが、現役生活を続けるモチベーションになっているようだ。
「僕自身、このチームのファン、サポーターに本当に感謝している。このチームのファンだけはなく、日本のファン、サポーターに本当に感謝している。この1年間でスパイクを脱いだ選手もたくさんいて、でも、サポーターに直接さようならを伝えられない選手を見てきた。ファンの前でスパイクを脱ぎたいという気持ちが、ひとつのモチベーションとしてあったのは事実です」
そして、ファンと心を通わせ、ともに情熱的に戦い、スタジアムを揺るがす。そのための舞台を自分達でつかみ取ることができれば、何よりの恩返しになると考えている。
「僕はファンに恩返しをしたい。だから、来年インターナショナルな舞台をファンにプレゼントしたい。来シーズン、またヨーロッパを一緒に回りたい」
昨シーズンのフランクフルトは、多くのサポーターとともにヨーロッパを旅した。ヨーロッパリーグ(EL)で準決勝へ進出した戦いぶりは、ドイツのみならず欧州全体に強烈なインパクトを残した。「またあの舞台に」。そのためには、今シーズン残りの10試合で最大限のパフォーマンスを出していかなければならない。
「残り10試合で、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内の4位にいる。自分の中では常に最後のシーズンだと思って常に戦っているけれど、最後のシーズンにCLかEL、そういうヨーロッパの舞台で戦えたらそれは非常に大きい」
もちろん願わくば、より大きな舞台へという希望はある。
「もう一度、CLに出るというのは大きな目標。今なら、現実的な目標だと言えると思う。もちろんライバルは多い。ヴォルフスブルク、レバークーゼン、ドルトムント、ボルシアMG…彼らに対して、謙虚に臨まないといけない。目標に到達するためにも、まずは次のRBライプツィヒ戦(14日)に集中したい」
あくまで謙虚に、それでいて熱く。37歳長谷部の新しい挑戦は、もう始まっている。
取材・文●中野吉之伴
「残り10試合で、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場圏内の4位にいる。自分の中では常に最後のシーズンだと思って常に戦っているけれど、最後のシーズンにCLかEL、そういうヨーロッパの舞台で戦えたらそれは非常に大きい」
もちろん願わくば、より大きな舞台へという希望はある。
「もう一度、CLに出るというのは大きな目標。今なら、現実的な目標だと言えると思う。もちろんライバルは多い。ヴォルフスブルク、レバークーゼン、ドルトムント、ボルシアMG…彼らに対して、謙虚に臨まないといけない。目標に到達するためにも、まずは次のRBライプツィヒ戦(14日)に集中したい」
あくまで謙虚に、それでいて熱く。37歳長谷部の新しい挑戦は、もう始まっている。
取材・文●中野吉之伴