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「タケが救世主扱いされるのが面白くない選手も…」久保建英はなぜ出番が激減したのか? スペイン人記者が明かす舞台裏【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ラディスラオ・ハビエル・モニーノ

2021年03月03日

現状を打破する手立ては…

解任が取り沙汰されていたボルダラス監督だが、バレンシア戦の勝利で首が繋がった格好だ。(C) Getty Images

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 これまでのレポートでも指摘してきたように、ボルダラスのようなタイプの監督は、チームの負けが込めば、えてしてこれまでのやり方を踏襲する。つまり4-2-3-1から4-4-2への回帰であり、ベテラン選手の重用だ。自らが志向する戦術を忠実に遂行できると信頼を置いている面々であり、当然そこに冬の新戦力が入り込む余地は限られてくる。

 しかもタケもアレニャも、加入するとすぐにスタメンで起用され、周囲からは救世主のようにもてはやされた。開幕から結果が出ないなか、悪戦苦闘を続けてきた選手たちにとっては面白くない事態であり、しかも最初の2試合以降は結果が伴わなかった。

 おまけにボルダラスが4-4-2へ戻してから4試合を消化して失点は4。タケとアレニャが揃って先発で出場したそれまでの4試合9失点から大幅に減少している。次節は残留を争う直接のライバルであるアウェーのバジャドリー戦だ。普通に考えれば、タケはベンチスタートが有力で、逆にスタメンで起用されれば大きな驚きだ。

 チームがビハインドを背負う展開で途中起用され、チームの逆転勝利に貢献する。こういった目に見える形で成果を挙げない限り、なかなかボルダラス政権下でタケが現状を打破する手立ては見当たらない。

文●ラディスラオ・ハビエル・モニーノ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
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