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「何かを超越するという点で…」フランスの智将が読み解く日本人選手の“弱点”とは?【独占インタビュー/後編】

カテゴリ:ワールド

結城麻里

2021年03月02日

「松井は本当にフットボールへの愛のために…」

サンテティエンヌ時代に、松井を指導した経歴を持つペラン氏が、愛弟子へのメッセージを残した。 (C) Getty Images

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――監督キャリアの最も大きな思い出はなんでしょうか?

P:最大の思い出は、歴史あるクップ・ド・フランス(フランス・カップ)の優勝をもぎ取った時かな。2回制覇したのだが、とくに1回目、2007年にソショーを率いて、あのマルセイユを下しての優勝は思い出深いね。我々は優勝候補ではなかったのに栄冠を勝ち取ったんだ。簡単に勝てる状況になかったなかで、サプライズも引き起こした。あれがやはり最高の思い出だね。

――リヨンでのリーグ・アン制覇よりも?

P:リヨンは優勝して当然という面があった(笑)。当時のフランスで最高峰の美しいチームだったからね。

――確かにそうですね。ところで、いつか日本で監督をするという考えはありますか?

P:(大笑いしながら)いやいや、私は引退した身だよ。テレビには出るけど、監督キャリアは終了だ。

――では最後に、松井にメッセージを。

P:(目を細めながら)そうだね。私はとても嬉しく思うよ。だって、ベトナムでプレーし続けているということは、フットボールを本当に愛している選手だという証拠だからね。身体の状態やお金を稼ぐためでもなく、ただひたすらにフットボールへの愛からプレーしているのだとわかる。彼がいまも現役でピッチに立っていると知って、本当に、本当に嬉しい。

インタビュアー●結城麻里
Interview by Marie YUUKI
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