攻守のジレンマに揺れるなか、結果が求められる。
これまで引いた相手への対応(仙台戦)、プレスと最終ライン裏への対応(新潟戦)、サイド攻撃へのゾーンディフェンスの意志疎通(横浜戦)と、勝利を手にできなかった試合で見えた課題は、少しずつだが着実に修正してきた。そして鹿島戦で突き付けられたカウンターへの対応――。
「相手を釣り出すために自分たちが引いて、カウンターを狙うサッカーを目指しているわけではない」(大谷)以上、今後の相手が鹿島のような戦術を採る場面は何度も訪れるだろう。そのなかで、いかに攻撃の強度を落とさずにリスクマネジメントしていくか、だ。
「攻守が切り替わった瞬間、そこで一緒に付いて来られるのがベストではある。でもウチは攻撃に前線の選手が出て行っている分、出てくる相手の方が早い。そこはしっかり後ろに残っている選手たちが、危険な場所を埋めながら攻撃を遅らせて、前線の選手たちが戻る時間を稼ぐのが必要で、もしクリス(クリスティアーノ)が戻れないのであれば、他の選手がカバーして、また他の選手がズレたところをカバーしてと、ボールの流れとともに人が戻ってくればいいと思う」(大谷)
エースの工藤壮人は「プロである以上、結果を残さないといけない」と語る。攻撃と守備のジレンマに揺れるなか、敗戦の代償として得た教訓を糧に、中5日で迎える4月22日のACL全北現代戦、そして25日の鳥栖戦を無失点に抑えられるか。今季の柏を占う意味でも重要な2連戦となりそうだ。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
「相手を釣り出すために自分たちが引いて、カウンターを狙うサッカーを目指しているわけではない」(大谷)以上、今後の相手が鹿島のような戦術を採る場面は何度も訪れるだろう。そのなかで、いかに攻撃の強度を落とさずにリスクマネジメントしていくか、だ。
「攻守が切り替わった瞬間、そこで一緒に付いて来られるのがベストではある。でもウチは攻撃に前線の選手が出て行っている分、出てくる相手の方が早い。そこはしっかり後ろに残っている選手たちが、危険な場所を埋めながら攻撃を遅らせて、前線の選手たちが戻る時間を稼ぐのが必要で、もしクリス(クリスティアーノ)が戻れないのであれば、他の選手がカバーして、また他の選手がズレたところをカバーしてと、ボールの流れとともに人が戻ってくればいいと思う」(大谷)
エースの工藤壮人は「プロである以上、結果を残さないといけない」と語る。攻撃と守備のジレンマに揺れるなか、敗戦の代償として得た教訓を糧に、中5日で迎える4月22日のACL全北現代戦、そして25日の鳥栖戦を無失点に抑えられるか。今季の柏を占う意味でも重要な2連戦となりそうだ。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)