「戦術ありきではなく、選手の特徴を見てチームを作りたい」
――東大にも分析チームがあると聞きました。しかも、人数が多いらしいですね。
「そうなんですよ。10人以上います。しかも彼らは様々なデータや動画を使って、Jリーグにも引けを取らないレベルの分析を上げてくれます。僕が作ったゲームモデルやプレー原則の項目を伝えたら、綺麗にパワーポイントで起こしてもくれました。彼らは優秀ですよホントに」
――林さんも明治大学で大学サッカーを経験されていますが、当時と比較して分析の細かさや精度はどうですか?
「いや、もう段違いにスゴいですね。僕らの時代の大学サッカーは、まだデータ分析なんてほとんどなかったですから(笑)。時代を感じますねホントに。さらに、マリノスでアナリストをされている杉崎健さんが、テクニカルアドバイザーとして入閣することも決まりました。かなり心強いです」
「そうなんですよ。10人以上います。しかも彼らは様々なデータや動画を使って、Jリーグにも引けを取らないレベルの分析を上げてくれます。僕が作ったゲームモデルやプレー原則の項目を伝えたら、綺麗にパワーポイントで起こしてもくれました。彼らは優秀ですよホントに」
――林さんも明治大学で大学サッカーを経験されていますが、当時と比較して分析の細かさや精度はどうですか?
「いや、もう段違いにスゴいですね。僕らの時代の大学サッカーは、まだデータ分析なんてほとんどなかったですから(笑)。時代を感じますねホントに。さらに、マリノスでアナリストをされている杉崎健さんが、テクニカルアドバイザーとして入閣することも決まりました。かなり心強いです」
――去年までのチームから、新チームは大きく変わるんでしょうか?
「去年のレギュラーは大半が4年生で、みんな3月には卒業するんですよ。だから、ほとんど新チームを立ち上げる形になります。まずは50人ほどいる新2~4年生、そして新入生の特徴を見極めて、チームを作っていく格好ですね」
――なかなか大変な作業になりそうですね。しかもコロナ禍で、そもそも練習も一苦労だと思います。
「そうなんですよね。だから、今日(2月4日)の段階で、まだ新監督として正式なトレーニングができていません。就任前に一度だけ指導しに行っているんですが、まだしっかりした練習は一緒にできていない。東京の緊急事態宣言も延長されましたし(3月7日まで)、現時点ではまだチーム練習開始の目処が立っていないんです。戦術ありきではなく、あくまでも選手の特徴を見てチームを作りたいと思っているので、そこに関してはまだまだこれからです」
――とはいえ、東京都1部リーグの日程も決まっていますよね?
「はい。初戦は4月10日です。それまでにコロナ禍が少しでも収まって、より多くのチームトレーニングを積みたいですね。それまでは個人練習が中心になるかもしれないですが、臨機応変にやっていくしかないですね」
――最後に、新シーズンの目標を聞かせてください。
「ここ数年の東大は東京1部リーグに上がると、ずっと1年で2部リーグに降格していたそうです。だから、まずは1部残留が最大の目標ですね。全力で仕事に取り組みます」
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
[プロフィール]
林陵平(Ryohei HAYASHI)
186cm・80kgの大型ストライカーとして鳴らした元Jリーガー。ヴェルディ・アカデミーから明治大を経て2009年に東京ヴェルディとプロ契約し、翌年から柏、山形、水戸、東京V、町田、群馬を渡り歩き、2020年シーズンをもって現役引退した。Jリーグ通算成績は300試合・67得点。自他ともに認める「欧州サッカーマニア」で、海外選手のゴールセレブレーションを取り入れて話題にもなった。現在は『DAZN』のハイライト動画を全て確認し、フル視聴も最低1日1試合が日課だ。ツイッター(@Ryohei_h11)では海外ネタを日々つぶやき中。21年1月には、自身初の著書『Jリーガーが海外サッカーのヤバイ話を教えます』(飛鳥新社)を出版し、東京大学ア式蹴球部の新監督にも就任した。1986年9月8日生まれ、東京都出身。
「去年のレギュラーは大半が4年生で、みんな3月には卒業するんですよ。だから、ほとんど新チームを立ち上げる形になります。まずは50人ほどいる新2~4年生、そして新入生の特徴を見極めて、チームを作っていく格好ですね」
――なかなか大変な作業になりそうですね。しかもコロナ禍で、そもそも練習も一苦労だと思います。
「そうなんですよね。だから、今日(2月4日)の段階で、まだ新監督として正式なトレーニングができていません。就任前に一度だけ指導しに行っているんですが、まだしっかりした練習は一緒にできていない。東京の緊急事態宣言も延長されましたし(3月7日まで)、現時点ではまだチーム練習開始の目処が立っていないんです。戦術ありきではなく、あくまでも選手の特徴を見てチームを作りたいと思っているので、そこに関してはまだまだこれからです」
――とはいえ、東京都1部リーグの日程も決まっていますよね?
「はい。初戦は4月10日です。それまでにコロナ禍が少しでも収まって、より多くのチームトレーニングを積みたいですね。それまでは個人練習が中心になるかもしれないですが、臨機応変にやっていくしかないですね」
――最後に、新シーズンの目標を聞かせてください。
「ここ数年の東大は東京1部リーグに上がると、ずっと1年で2部リーグに降格していたそうです。だから、まずは1部残留が最大の目標ですね。全力で仕事に取り組みます」
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
[プロフィール]
林陵平(Ryohei HAYASHI)
186cm・80kgの大型ストライカーとして鳴らした元Jリーガー。ヴェルディ・アカデミーから明治大を経て2009年に東京ヴェルディとプロ契約し、翌年から柏、山形、水戸、東京V、町田、群馬を渡り歩き、2020年シーズンをもって現役引退した。Jリーグ通算成績は300試合・67得点。自他ともに認める「欧州サッカーマニア」で、海外選手のゴールセレブレーションを取り入れて話題にもなった。現在は『DAZN』のハイライト動画を全て確認し、フル視聴も最低1日1試合が日課だ。ツイッター(@Ryohei_h11)では海外ネタを日々つぶやき中。21年1月には、自身初の著書『Jリーガーが海外サッカーのヤバイ話を教えます』(飛鳥新社)を出版し、東京大学ア式蹴球部の新監督にも就任した。1986年9月8日生まれ、東京都出身。