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「タケは現実が分かったはず」久保建英がヘタフェでプレーする“難しさ”をスペイン人記者が指摘!「驚いたのは…」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ラディスラオ・ハビエル・モニーノ

2021年02月02日

スパイクの跡が残るほどの強烈なタックルを…

 もっとも、システムの良し悪しを最終的に決めるのは、選手たちだ。5バックと言っても、選手たちがボールを持った場面で状況に応じて的確にプレーすることができれば、攻撃的にもなる。しかし前述したように、この日は両チームの選手ともボールを持っても極力リスクを冒さずにプレーし、タケもその流れの中にはまり込んでしまった。

 前半はプレーに絡む機会は限られ、ボールが自身の頭上を飛び越えていくところを見守るしかなかった。ある程度の自由を与えられていたようだが、パスを呼び込めなければ意味がない。逆にボールを追い掛け回していた時間のほうが多かったのが実状で、タケ、あるいはカルレス・アレニャのようなテクニックに長けた選手にとっては非常に厳しい展開だった。

 後半、ボルダラス監督は、その冬の新戦力2人のポジションを修正。タケはトップのハイメ・マタの背後に位置し、アレニャは中盤にポジションを下げた。この指揮官の采配によりヘタフェはボールの支配率が高まり、ゴールに迫る形も明確になった。タケもプレーに絡む頻度が増加。カウンターの場面では、切り返そうとするところをマヌ・ガルシアに肋骨を蹴られ、イエローカードを誘発した。
 
 驚いたのは、サイドでのFKはこの日は他の選手が蹴り、右CKのキッカーを担当しただけだったことだ。その後にも裏に抜けたボールをタチと競り合い、スパイクの跡が残るほどの強烈なタックルを浴びた。

 結局チャンスに絡むよりも、ファウルを受けたことのほうが記憶に残るこの試合、タケは約10分を残したところで交代でピッチを去った。

文●ラディスラオ・ハビエル・モニーノ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸
 
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