なでしこ一とも言えるテクニシャンでありながら、157センチとひと際小柄な長谷川が大柄な海外の選手たちとどこまで渡り合えるか。

　自身では「日本とは違うスピード感で、ディフェンスの部分では強く深く来る。上手く対処できれば逆も取りやすいはずだし、まずはそこの対応に慣れるようにする」ということが最初の課題だと分析した。

　現在のミランの監督、クラブOBで往年の名FWでもあるマウリツィオ・ガンツ氏からは「中央でのプレー」を求められているという。

　長谷川もチームの中心となるべくイメージは十分だ。

「自分の得意としているところを求められて、そこで勝負したいと強く思いました。（映像で見た限りでは）チームは縦に速い攻撃が多いので、他の選手と違うアクセントになれるプレーで、ゴールもそうですが、攻撃の活性化ができれば」

　その一方で「イタリアは行ったことがないですし、サッカーでしか海外に行ったことがない。海外での生活は初めてですが、ご飯もおいしいと聞いているので、それが楽しみ」と等身大の24歳の一面も見せた。

　初の海外移籍でなでしこ期待のMFは大輪の花を咲かせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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