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「エジル2世」「クロイドンのデ・ブルイネ」と大絶賛! アーセナルを“救った”逸材スミス・ロウとは何者か?

カテゴリ:ワールド

田嶋コウスケ

2021年01月29日

公式戦11試合で2ゴール・5アシスト

右サイドを崩してサカのゴールをお膳立てした28分のパスを含め、トップ下で攻守に躍動したこのWBA戦はまさにMVP級の活躍だった。(C)Getty Images

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 大きな転機は翌シーズンの冬。ハダースフィールドへのレンタル移籍だった。4-2-3-1のセントラルMFとしてレギュラーの座を掴み、加入後は全試合に出場。若手の成長には欠かせない実戦経験を積み重ねた。ハダースフィールドの地元メディアが、「唯一の不満は、レンタル移籍のためアーセナルに帰ってしまうこと」と嘆くほどの活躍ぶりだった。

 そして迎えた今シーズン、プレミアの複数のクラブからレンタルの打診があったものの、アルテタ監督が「トップチームで起用する」とそれらの申し出を固辞。本人も飛躍を誓った。

 序盤戦で出番がなかったのは、開幕前の練習試合で負った肩の怪我が原因だ。11月下旬までリハビリを強いられたが、そこから調子を上げてELで躍動し、冒頭のチェルシー戦でさらなるインパクトを残すと、FAカップやリーグカップを含む公式戦11試合で2ゴール・5アシスト。スペイン人監督の抜擢に応えている。 
 アーセナルでの主戦場は、4-2-3-1のトップ下。英メディアは「エジル2世」と呼び、サポーターも「クロイドンのデ・ブルイネ」と期待感を隠さない。

 そんなスミス・ロウの強みは、確かなボールテクニックに加え、縦にグイグイと仕掛ける積極的な姿勢だ。これまでアーセナルのアタックは最終局面でスローダウンしてしまう課題を抱えていたが、チームに欠けていた「攻撃のスイッチ役」として、大きな役割を果たしている。

 周囲との連携やフリーランで局面を打開しながら、1対1の場面では効果的な切り返しで敵守備陣を翻弄。そのプレースタイルは、エジルやデ・ブルイネよりクラブOBのサミア・ナスリに近いだろうか。

文●田嶋コウスケ

※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年2月4日号より転載
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