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「44歳の私より遅かった」ボタフォゴ退団の本田圭佑を元ブラジル代表MFがバッサリ! 同僚やOBなどからも厳しい声「俺たちをだました」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リカルド・セティオン

2021年01月01日

「仲間を置いて出て行ったことは誰も忘れない」

現役時代はインテルなどで活躍したぜ・エリアスも本田に…。(C) Getty Images

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 あるラジオのパーソナリティはこう言った。

「ボタフォゴから逃げてそんな小さなチームに半年の契約のために何しに行く? 本田はブラジルでやるべきこともできなかったんだ。ヨーロッパでも何もできないだろう。客寄せパンダにもなれない」

 また別なラジオでは「本田は俺たちをだましたように、ヨーロッパでもだますのだろう」という批判の声もあった。

 なかでも、一番きつい言葉を放ったのは、ブラジルで最も影響力のある『グルーボTV』だ。解説のカイオ・リベイロはナポリやインテル、グレミオなどでプレーし、最後はボタフォゴで引退した選手である。

「本田は間違った、大きな間違いだ。ブラジルでプレーするのは生易しいことではないと、ボタフォゴと契約する時に考えるべきだった。しかし一度その話を受けたならば、その責任を全うしなければならない。それがプロというものだ。彼は逃げるべきではない。

 キャリアが終わりの選手を獲得したのはボタフォゴの過ちだ。しかし、本田は頭のいい選手だから、彼ならそれを変えられるかもと期待した。しかし無理だった。彼はかなり苦しんだだろう。ただ、シーズン終了まではほんの11試合だ。彼は勇気を見せるべきだった。最後の最後までプレーし彼のすべきことをしてほしかった。私だったらそんなことはしない。彼の決断を支持することはできない。私は彼をよく知らないが、このように晩節を汚すのは残念である」
 
 レバークーゼンやインテルなどで活躍した元セレソンのMFゼ・エリアスはさらに辛辣だった。 

「俺はいま44歳だが、本田より早く走れる。本田は良い選手だと思っていたが鈍くて、ただそばにいる選手に無意味なパスをちょこちょこ出すだけだった。チームには必要ないね。

 ボタフォゴもマーケティングのために獲得するなら、ピッチで違いを出せる選手、皆の手本となる選手にすべきだった。本田はボタフォゴに何ももたらさなかった。彼が活躍できなかったことも鈍かったことも、いつかみんな忘れるだろう。ただし仲間を置いて出て行ったことだけは、誰も忘れないね」

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
 
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