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【三浦泰年の情熱地泰】福岡滞在中に考えた3つのこと。ソフトバンク優勝、憲剛の引退、そしてマラドーナ…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年11月28日

フロンターレが最速Vを決めて数時間後…サッカー界のレジェンドの悲しいニュース

世界中を魅了したマラドーナが11月25日に他界。多くのファンが別れを惜しんだ。(C) Getty Images

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 さてJリーグはフロンターレが最速Vを決めた。

 やはり語らなければいけないのは中村憲剛選手であろう。本人に対して言うべきではないのであろうが、それでも憲剛のプレーが見られなくなるのは寂しい。

 フロンターレの14番。彼の存在が輝きを放ったままチームを離れる。

 選手の引退には沢山の退き際があり、それは人によって違う。 

 フロンターレの流れるようなサッカー。等々力をフロンターレの聖地にした男、憲剛。

 試合を残しているが、憲剛にお疲れさま。フロンターレおめでとう!!

 憲剛に以前、『サッカーダイジェスト』本誌の連載コラム「サッカーヤロー」で取材をした時のことを思い出す。

 こんな良い奴がこんなサッカーが上手いんだと強く感じたのを覚えている。取材で川崎
でランチをして、支払いを気にしてくれて本当に人間的にも素晴らしい。

これからもJリーグ発展のために貢献していくのであろう。「ありがとう」また食事でもお願いします…(笑)。

 そして、最後は悲しい知らせ……。
これは目が覚めた26日の朝のニュース? 夜中のニュースだったであろうか?
ディエゴ・マラドーナが亡くなったと流れた。

 少し前にペレの80歳の誕生日をブラジルの知人からのLINEで知ったが、マラドーナの60歳の悲報は若すぎると感じた。

 プレーヤーとしては超一流。アルゼンチン代表監督としても指揮を執り、話題が絶えない人物だった……。数多くの伝説を作り、86年ワールドカップでアルゼンチン代表を優勝させた。 

 監督としての評価は今一つで、2010年にアルゼンチンへ行きNHKの特番取材した時、地元記者はマラドーナ監督をこう批判していた。
「彼は監督になった瞬間、3つの事を間違えた」と。その記者にアルゼンチンサッカー界の厳しさを身に染みて感じたのを覚えている。

 日本のサッカー界であれば、元代表選手の言うことなら正しいと信じてしまう人が多いかもしれない。レジェンドクラスの選手になれば、さらにそうなのではないか。

 ただアルゼンチンは違う。きっとブラジルも同じだ。ペレが間違ったら国民は批判するであろう。強い立場の人にもしっかり意見する。弱い人間に対してだけでなくだ。

 そんな厳しい環境の中で生きて来たマラドーナ氏。彼のプレーは一生忘れないほどのインパクトがあり、彼のプレーを見て育ったサッカー選手は日本にもいっぱいいる。

 そして彼が残したモノは、これからもリスペクトされていく。「ありがとう、マラドーナ」御冥福をお祈りします。

 2泊3日の滞在中にこんなに多くの出来事があった。そして滞在中、福岡の人たちからの温かい思いやりに何度も触れた。

 誰もが好きになる街、福岡。この街にも「ありがとう!!」だ。

2020年11月26日
三浦泰年 
 
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