【セルジオ越後】川崎が史上最速V。今季のMVPにふさわしいのは三笘?谷口?それとも…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年11月27日

川崎があれだけ完成度の高い「つなぐサッカー」ができたのは…

越後氏がMVPに挙げた家長と‟MIP”に挙げたオルンガ。写真:サッカーダイジェスト

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 話がピッチ外の方にそれてしまったけど、優勝が決まったところで僕なりに今シーズンのMVPを考えてみたいと思う。いろんな意見があると思うけど、僕は家長が一番ふさわしいと考えているんだ。ガンバ戦のハットトリックにはびっくりしたけど、ゴールに直結するプレーはもとより、なんといっても彼のところでタメができるのはかなり大きかったね。多少アバウトなボールでもしっかり収めてくれる。川崎があれだけ完成度の高い「つなぐサッカー」ができるのも、家長が中盤でタメを作って全体が上がる時間が生まれるからだよ。谷口の貢献度も相当高かったけど、やはり川崎のチームカラーを考えると家長だと思うよ。


 もちろん、同じ攻撃的な選手で言えば三笘も良かったけど、まだ完全にスタメンを取れているわけじゃないしね。来年、きっちり先発の座を奪って、スタートからパワーのある相手に今年以上の成績を残せたら、MVPも見えてくるんじゃないかな。

 一方でチームの成績とは別に、純粋に今年インパクトを残した選手として挙げるなら、間違いなくオルンガだよ。26試合に出場して25得点というハイペースでゴールを量産。レフティで足下も上手いし、ヘディングも強い。本当に凄い選手だね。

 今の柏はしっかり守ってカウンターというサッカーだけど、そういうスタイルをしっかり理解してプレーできる頭の良さもある。まだまだ伸びる選手のような気がするね。今シーズン、イニエスタ以上に衝撃を受けた選手だよ。
 
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