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ベルギー移籍を発表した斉藤光毅。“サッカー小僧”を象徴する久保建英へのライバル心と高校時代の驚愕エピソード

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年11月22日

「彼が結果を残したら危機感が生まれる」

「僕には同い年の久保建英という存在がいます。彼が結果を残したら危機感が生まれますし、『俺はこんなんしていていいのか?』『もっとやらないといけないんじゃないか?』という気持ちが湧いてくるので、それは前に進む原動力のひとつになっています。やっぱりこの年代から上の世代でプレーをすると、チヤホヤされる可能性はありますが、そこで調子に乗ったり、勘違いをすることはしないように僕は意識をしています」

 明秀日立との一戦後、彼は引き締まった表情でこう口にしていた。あれから2年、斉藤はこの言葉そのままに地に足をつけ、常に自分にベクトルを向けながら思考とトライを重ねて成長し、海外へと旅立つ決心をした。

「まだJ1リーグで3点しか取れていないし、最近はゴールがない。それはすごく課題に感じているので、ゴールに近い場所で力を発揮することは徹底しています。まだまだ足りないと思うし、そこは自分で工夫しながら突き詰めてやりたい」

 U-19日本代表合宿でこう口にしたように、まだ横浜FCの一員としての責務がある。チームをひとつでも上の順位に押し上げるべく、12節の清水エスパルス戦から遠ざかっているゴールを挙げ、有終の美を飾ってから自分の夢に向かって羽ばたいていく。

「日本では味わえない経験をして、自分で考えて、自分で乗り越えられるように、常に自分にベクトルを向けながらやっていけたら、いろんな場面で生きてくると思います。よりいっそう気を引き締めてというか、覚悟と誇りとプライドを持っていきたいと思います」

 サッカー小僧はどの環境に行っても変わらない。これからも地に足をつけて彼はより険しい道を突き進もうとしている。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

【U-19日本代表合宿PHOTO】西川、斉藤も躍動。アジア選手権に向け猛アピール
 
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