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「ホンダをあと1年残留させ、引退後は…」ボタフォゴの会長選で3人の候補が本田圭佑への“処遇”で公約合戦!「こんな大物を使わない手はない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

リカルド・セティオン

2020年11月20日

「本田ほど愛されている選手はいない」

 またドゥルチェシオ・メッロは起業家らしくこう述べている。

「ブラジルで、いや南米のどこにもボタフォゴほど大物の日本人選手を抱えているチームはない。つまりジャパンマネーを呼び寄せる重要な駒を持っているということで、これを有効に使わない手はない。本田を軸として今まで以上に日本との関係を強くしていきたい」

 もうひとりの候補者ヴァルメル・マカードは、本田をボタフォゴに連れてきた名誉幹部のカルロス・アウグスト・モンテネグロと一番近しい。本田に対して一番思い入れが強そうだ。

「本田ほど愛されている選手は今のボタフォゴにはいないし、私も彼のことを我が子のようにも感じている。彼はサッカーというものがどう機能しているのかを熟知している。ピッチの中だけでなく、外でもボタフォゴを助けてくれるはずだ。ぜひチームのビジネスにも関わってほしい」

選挙が行なわれるのは11月23日。選挙権を持っているソシオ1800人の票を争う。当選すれば、来年の1月1日から2024年の12月31日までの4年間をクラブの会長として過ごすことができるが、今のボタフォゴの状況からすると、会長職も決して楽ではなさそうだ。

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。

 
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