「修正力」として発揮したかったところは…
やっている選手たちももちろん苦しい時間だというのは分かっていたと思いますし、ベンチからもそういう指示が出ていたと思いますから、そのなかで、チームがどうするのか。
意思統一して今は全員で引いて守ろうということでも良いと思いますし、相手のディフェンスラインの裏にボールを落として全体で一度ラインを上げようというやり方でも良いと思います。そこでチームとしてどう振る舞うのかという部分こそが、吉田選手も以前から言っているような「修正力」として発揮したかったところではないでしょうか。守れていることにプラスして、さらに流れを持って来られるようなディフェンスが積み上げられれば、さらに結果につながりやすくなるでしょう。
今後は3月のワールドカップ予選が再開されるまで、だいぶ期間も空きます。選手個々のレベルアップはもちろん求められるでしょうが、それと同時に、代表の活動期間が短いですから、即興でも味方の良さを引き出せる頭の良さ、ボールを扱う部分以外のインテリジェンスがより求められるのかなと感じます。
意思統一して今は全員で引いて守ろうということでも良いと思いますし、相手のディフェンスラインの裏にボールを落として全体で一度ラインを上げようというやり方でも良いと思います。そこでチームとしてどう振る舞うのかという部分こそが、吉田選手も以前から言っているような「修正力」として発揮したかったところではないでしょうか。守れていることにプラスして、さらに流れを持って来られるようなディフェンスが積み上げられれば、さらに結果につながりやすくなるでしょう。
今後は3月のワールドカップ予選が再開されるまで、だいぶ期間も空きます。選手個々のレベルアップはもちろん求められるでしょうが、それと同時に、代表の活動期間が短いですから、即興でも味方の良さを引き出せる頭の良さ、ボールを扱う部分以外のインテリジェンスがより求められるのかなと感じます。
今までのように直前合宿、親善試合を経てグループワークを高めて、本番のワールドカップ予選へ、というステップが踏めない場合も想定されるなか、トレーニングで実際に取れたコミュニケーションが、今後は頭の中だけで構築して本番に臨まなければならない場合もあるでしょう。
自分が選手時代に思っていたよりも、サッカーに関して頭を使うということが必要になってきていると感じます。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ジュニアユースコーチとして活躍中。
自分が選手時代に思っていたよりも、サッカーに関して頭を使うということが必要になってきていると感じます。
【著者プロフィール】
明神智和(みょうじん・ともかず)/1978年1月24日、兵庫県出身。シドニー五輪や日韓W杯でも活躍したMF。黄金の中盤を形成したG大阪では2014年の国内3冠をはじめ数々のタイトル獲得に貢献。現在はガンバ大阪ジュニアユースコーチとして活躍中。