文字通り、“台本のない”本音ベースの話が聞けるはず
昨年1年間、行ったり来たりしながらのサンパウロ生活で、サッカー留学をしていた時には感じられなかった事を50歳過ぎて何もない僕が実感することとなった。
戻るつもりでいたタイミングでコロナ禍によりサンパウロに戻れなくなった今。日本人がサンパウロで、いやブラジルで暖かく信頼される理由とは何なのか。
先日、2014年ブラジル・ワールドカップへ行った人間が日本代表の成績はグループ敗退であったがすごく良い国だったと言っていた。ブラジルの人たちは優しく温かかったと言っていた。それを聞けば僕自身も嬉しいし、それこそが日本人がブラジルで認められている証拠でもあるのだ。
日系移民の歴史は古く、今年で111周年を迎えるが、その歴史の中で当時の日本人は勤勉であり、人の事を思い遣り、真面目で優しい協調性を知る人たちだったという。みな素晴らしい人間性を持ち、大きくブラジルの発展に力を注いだと言われている。
これは実際に、僕が留学した18~20歳の頃には知ることが出来なかった事だ。後年、永住権の申請で2年に一度、サンパウロへ行く事で知り、より強く感じられたのが昨年のサンパウロ生活の中でであった。
今回のオンラインイベントではブラジル現地での事業経験を持つ起業家・ビジネスプロフェッショナルが、ブラジルの表も裏もざっくばらんに座談会形式で語り合い、メンバーをご覧頂ければお分かりのとおり、当然サッカーの話、特に普段出てこないようなビジネスサイドのお話しもどんどん出てくるのでは……と期待している。
文字通り、“台本のない”本音ベースのお話が聞けるはずだ。
イベント時間は、サッカーと同じ90分。内容はというと……、
前半45分:ブラジルの生活・文化
後半45分:サッカービジネス
僕にとっても彼らと交わることで多くの事を学べるであろう。
新型コロナウイルスの感染拡大により、今年はまだブラジルに戻ることは出来ていない。
一方、サッカー界では本田圭佑選手がボタフォゴで頑張っている。是非、契約を延長してもらい、来年は生で本田選手がブラジルで戦う姿を見に行きたい。
カズ以来、プロの一線でプレーする日本人選手は、ブラジル国内では出て来ないと思っていたが、本田選手がこのような形でプレーし、それに続く道が出来そうな雰囲気に、さすが“ケイスケ・ホンダ”と思う。
まだまだ国内も、コロナ禍がどのようになっていくか分からない状況であるが、情報の入りづらいブラジルはもっと分からない。
コロナ禍の未知な状況はリスクだが、きっと行ける日が来るであろう。サッカーの世界でもヨーロッパに比べて圧倒的に情報が少ないブラジルのサッカー事情。
行ってみなければ分からない。昔、ブラジルへの単身留学に悩む子どもたちに伝えたことがある。いくら情報が入ったとしても、本当に経験しに行ってみなければ分からない。
コロナが懐かしい想い出になる頃、またブラジルを選ぶ選手が増え、昔の僕らのように夢を追いかける選手が出る事を楽しみにしたい。そんな事を思いながら、久しぶりにブラジルの事を思い出して話す時間を楽しみたいと思う。
2020年11月15日
三浦泰年
戻るつもりでいたタイミングでコロナ禍によりサンパウロに戻れなくなった今。日本人がサンパウロで、いやブラジルで暖かく信頼される理由とは何なのか。
先日、2014年ブラジル・ワールドカップへ行った人間が日本代表の成績はグループ敗退であったがすごく良い国だったと言っていた。ブラジルの人たちは優しく温かかったと言っていた。それを聞けば僕自身も嬉しいし、それこそが日本人がブラジルで認められている証拠でもあるのだ。
日系移民の歴史は古く、今年で111周年を迎えるが、その歴史の中で当時の日本人は勤勉であり、人の事を思い遣り、真面目で優しい協調性を知る人たちだったという。みな素晴らしい人間性を持ち、大きくブラジルの発展に力を注いだと言われている。
これは実際に、僕が留学した18~20歳の頃には知ることが出来なかった事だ。後年、永住権の申請で2年に一度、サンパウロへ行く事で知り、より強く感じられたのが昨年のサンパウロ生活の中でであった。
今回のオンラインイベントではブラジル現地での事業経験を持つ起業家・ビジネスプロフェッショナルが、ブラジルの表も裏もざっくばらんに座談会形式で語り合い、メンバーをご覧頂ければお分かりのとおり、当然サッカーの話、特に普段出てこないようなビジネスサイドのお話しもどんどん出てくるのでは……と期待している。
文字通り、“台本のない”本音ベースのお話が聞けるはずだ。
イベント時間は、サッカーと同じ90分。内容はというと……、
前半45分:ブラジルの生活・文化
後半45分:サッカービジネス
僕にとっても彼らと交わることで多くの事を学べるであろう。
新型コロナウイルスの感染拡大により、今年はまだブラジルに戻ることは出来ていない。
一方、サッカー界では本田圭佑選手がボタフォゴで頑張っている。是非、契約を延長してもらい、来年は生で本田選手がブラジルで戦う姿を見に行きたい。
カズ以来、プロの一線でプレーする日本人選手は、ブラジル国内では出て来ないと思っていたが、本田選手がこのような形でプレーし、それに続く道が出来そうな雰囲気に、さすが“ケイスケ・ホンダ”と思う。
まだまだ国内も、コロナ禍がどのようになっていくか分からない状況であるが、情報の入りづらいブラジルはもっと分からない。
コロナ禍の未知な状況はリスクだが、きっと行ける日が来るであろう。サッカーの世界でもヨーロッパに比べて圧倒的に情報が少ないブラジルのサッカー事情。
行ってみなければ分からない。昔、ブラジルへの単身留学に悩む子どもたちに伝えたことがある。いくら情報が入ったとしても、本当に経験しに行ってみなければ分からない。
コロナが懐かしい想い出になる頃、またブラジルを選ぶ選手が増え、昔の僕らのように夢を追いかける選手が出る事を楽しみにしたい。そんな事を思いながら、久しぶりにブラジルの事を思い出して話す時間を楽しみたいと思う。
2020年11月15日
三浦泰年