開催も危ぶまれた一戦を鹿島と川崎はどう戦ったのか。ピッチには心温まる光景も

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2020年11月15日

試合後には温かい光景が

今季限りで現役を引退する中村。試合後には鹿島サポータへ挨拶した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 また熱いゲームとなった一戦では、ピッチ外でも微笑ましいシーンがあった。

 ひとつは昨季まで川崎に所属し、古巣との初対戦となった鹿島のCB奈良竜樹と元チームメイト、サポーターとの交流だ。

 奈良は気合十分にピッチに入り、失点シーンでは難しい対応を強いられたが、その後も気持ちのこもったプレーを披露。

 ハーフタイムや試合後には戦友たちとの親交を深め、川崎サポーターへ挨拶に向かうと温かい拍手が送られた。
 

古巣との対戦となった奈良(写真右)。戦友たちとの再会を果たした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 一方で試合後に反対方向の鹿島サポーターのもとへ駆け寄り、深々とお辞儀をしながら挨拶をしたのは、今季限りでの現役引退を決めている中村憲剛だ。

 Jリーグで多くの功績を残してきた男に対しては、これまで幾度となく激闘を繰り広げてきた“ライバル”とも言える鹿島のサポーターも盛大な拍手を寄せたのだ。

 試合が終われば互いの健闘を称え合う。直前にアクシデントに揺れた一戦であったが、ピッチにはフットボールの素晴らしさが感じられるシーンが詰まっていた。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 
 
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