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なぜ久保建英は覚醒しはじめたのか? スペイン人番記者が分析「エメリの“12番目の選手”に…」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ハビエル・マタ

2020年11月08日

エメリが指摘してきた課題が改善されつつある

開幕当初は起用に慎重だったエメリ監督(左)も久保に出場時間を与えはじめている。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

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 最大の拠り所となっているのは局面打開力だ。中盤まで下がって組み立てにも関与しながら、崩しの局面において中心的な役割を担い、ドリブルでプレスをかいくぐってペナルティエリア内に侵入。さらにフィニッシュにも頻繁に絡んでいる。

 実際、クロス数やゴール前に顔を出す回数は最近数試合では、チーム屈指の数字を記録。エメリが指摘してきたフィニッシュの局面での貢献度を高めるという課題が改善されつつある。バジャドリー戦では惜しくもGKとの1対1を決めきることができなかったが、今のプレーを続けていけば、自ずと得点数も伸びてくるはずだ。

【動画】久保の決定機逸にエメリ監督が激怒したシーンはこちら

 タケはもともと頭のいい選手で、ピッチ上でも自分が何をすべきかを考えて振る舞うことができる。コンスタントに出場機会を得られるという安心感が追い風となって、よりアイデアが明確になり、それがプレーにもプラスの影響を与えているのは間違いない。

 怪我で戦列を離れていたエースのジェラール・モレーノが復帰し、ポジション争いは依然として熾烈だ。レギュラーの座を奪うには今後もアピールを続けていく必要があるが、数字の上でも、起用法の面でも「12番目の選手」としての地位は不動のものになりつつある。

 出場機会が増したことで周囲も一息ついて、雑音も減るはず。あらゆる意味で落ち着きを手に入れたタケのさらなる進撃に期待だ。

文●ハビエル・マタ(アス紙ビジャレアル番)
翻訳●下村正幸
 
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