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【なでしこジャパン】東京五輪のメンバー枠を巡る競争の行方は?約7か月ぶりの活動で見えた候補者たち

カテゴリ:高校・ユース・その他

西森彰

2020年10月25日

山下と池田が上位を占めるGK枠に山根(千葉L)が挑む

長身GK山根恵里奈の迫力は圧巻。欧州の選手も空中戦を避けるという。写真:西森彰

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 そうした部分を、今シーズンからINACを率いるゲルト・エンゲルス監督から「相手に寄せられないポジショニングや、 ボールの隠し方」を指導された。その結果、なでしこリーグでも「ボールロストがすごく減ったと思いますし、パスの成功率も上がって、今までとは、だいぶ違っています」と自信を深めている。以前に、中盤でのボールロストを課題に挙げていた高倉監督からは、INACと同様に正確なビルドアップ、どう猛なまでのボール狩りを求められることになるだろう。豊富な運動量で攻守に顔を出す、林穂之香もここで勝負することになるだろう。

 逆に杉田妃和は、猶本光とともに、これまで競ってきたポジション=ボランチではなく、サイドハーフとしてテストを受けた。ふたりとも、パワフルなミドルシュートも得意とし、攻撃に特長を持つ選手で、2列目でのプレーも可能。CBには南以外にも、鮫島、松原有沙、宝田沙織らが入り、複数ポジションへの対応力を競っている。

 FW陣は女子ワールドカップ組を、所属チームで岩渕との相性を発揮する田中美南、リーグ戦でチームの窮地を救ってきた上野真実(愛媛FCレディース)が追う。今回呼ばれていない選手でも、チャンスは残されているだろう。ここは、大会直前まで決着がつきそうにない。
 
 山下と池田が上位を占め、無風区だったGK枠へ、ジェフユナイテッド千葉レディースの山根恵里奈が挑む。2015年の女子ワールドカップ初戦では、スイスが誇るエースストライカー、ラモーナ・バッハマンらを完封。最終的に準優勝へ進むチームの、幸先いい船出に貢献した。その後は海外に移籍(レアル・ベティス=スペイン)し、現在は千葉Lに復帰している。

 ペナルティエリア内へ直線的に蹴り込むキック力では、日本を上回るヨーロッパの選手たち。クロスへの対応で得るものもあったのではないかと思っていたが「私が大きいと分かっていてクロスを入れてくるチームは、海外でもやっぱり少なかった。ベンチから相手チームの監督が『彼女は、本当に大きいんだから、そんなクロスを上げてはだめだ』と指示をしているのが聞こえたこともあります」(山根)。男子選手にもひけをとらない188センチの長身は、ゴール前に立つだけで、空中戦の抑止力にもなる。
 
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