ブラジルでの評価は高い。移籍が実現するかは香川次第
そしてこれはボタフォゴのスタッフの一人に聞いた話だが、本田自身も香川とすでに直接話をしているようである。いや、香川獲得の最初のアイデアをレイテに告げたのは、実は本田ではないかと言う見方も強まっている。
現在ボタフォゴの順位はあまりよくないし、本田自身もパフォーマンスに波がある。そこに旧知の香川が加入すれば、追い風となるだろう。ブルーノ・ラザロニ新監督になって以来、本田は以前よりもポジションを前方に移した。日本代表の時と同じように、再び2列目でコンビを組むことができる。今のボタフォゴには、まさに香川のような選手が必要なのだ。
現在ボタフォゴの順位はあまりよくないし、本田自身もパフォーマンスに波がある。そこに旧知の香川が加入すれば、追い風となるだろう。ブルーノ・ラザロニ新監督になって以来、本田は以前よりもポジションを前方に移した。日本代表の時と同じように、再び2列目でコンビを組むことができる。今のボタフォゴには、まさに香川のような選手が必要なのだ。
香川はブラジルでは非常に良い印象を持たれている。これまでマンチェスター・ユナイテッドやドルトムントといった欧州の名門でプレーしてきた。そしてなにより、まだ31歳と十分にやれる年齢である。フォガオたちは夢を見ている。もう一人日本人をとサポーターが望むのは、本田がそれなりに評価されている証拠でもあるだろう。
香川が本当にボタフォゴに来たいと思えば、道は自ずと開かれる。たしかに報酬はヨーロッパよりは下がるだろう。ただサポーターに望まれ、自分たちの力でブラジルの名門を復活させ、リベルタドーレス杯でプレーするというプロジェクトは、プロ選手として大きな魅力ではないだろうか。
これまで日本のクラブは、ブラジル人選手に助けられてきた。今ここで日本人選手がブラジルのクラブチームを助ければ、それはまさに歴史的な出来事である。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
香川が本当にボタフォゴに来たいと思えば、道は自ずと開かれる。たしかに報酬はヨーロッパよりは下がるだろう。ただサポーターに望まれ、自分たちの力でブラジルの名門を復活させ、リベルタドーレス杯でプレーするというプロジェクトは、プロ選手として大きな魅力ではないだろうか。
これまで日本のクラブは、ブラジル人選手に助けられてきた。今ここで日本人選手がブラジルのクラブチームを助ければ、それはまさに歴史的な出来事である。
文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。