【神戸】いまだ未勝利も、"ネルシーニョ流"は着々と――

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年03月15日

カウンターから失点を繰り返した昨季の弱々しい姿は改善傾向に。

2失点を喫したものの、CBの岩波は高橋祥とともに最終ラインで奮闘し続けた。 写真:田中研治

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 後半に入ると、さらに勢いを増す川崎の攻撃の前に防戦一方になる時間が増え、59分に失点。72分に少ないチャンスから高橋祥が勝ち越し弾を挙げるが、1分後にはレナトに同点ゴールを決められ、2-2のままタイムアップの笛を聞いた。
 
 後半途中から森岡のスタミナはガクンと落ち、「下がってしまった」(岩波)最終ラインでは、CBコンビが幾度もピンチを迎えるなど、チーム全体で修正点はまだまだ多い。

 だが、前半の動きを見る限り、パスサッカーを標榜し、カウンターから易々と失点を繰り返した昨季の弱々しい姿は改善傾向にある。「まだチームは作り始めたばかり」と語るネルシーニョ監督が加えた守備のエッセンスは、徐々にだが確実に選手たちに浸透し始めている。

 
 劣勢の試合展開にも「勝てた試合だった」と、最後まで強気な姿勢を崩さなかった高橋祥。この日、得られた勝点1を手に、次節こそ今季初勝利を狙う。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部) 
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