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ボランチは川崎勢ら多士済々、選手層の薄い左SBに2人の左利き――注目すべき国内の「A代表予備軍」【守備編】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2020年10月15日

左SBはJリーグでも人材難…敢えて抜擢するなら

今季鹿島で定位置を掴んだ永戸。安定したプレーで攻守両面で高い貢献度を見せる。(C) SOCCER DIGEST

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 サイドバック(SB)は右の酒井宏樹(マルセイユ)と室屋成(ハノーファー)が落ち着きある仕事を披露。若い菅原由勢(AZ)も左ウイングバックで初キャップを踏むなど、人材は充実しつつある。しかし、長友佑都(マルセイユ)不在だった左SBの方はバックアップ筆頭だった安西幸輝(ポルティモネンセ)が守備面での脆さを垣間見せた。2戦目では守備のマルチ選手であるレフティの中山雄太(ズウォーレ)が左SBもこなせる器用さを示したのは朗報だったが、彼も所属クラブでこの位置を突き詰めているわけではない。やはりまだ人材が薄いと言わざるを得ないだろう。

 そこで国内組が浮上するところだが、左SBはJリーグ組も適当な人材を抜擢しづらい状況だ。今季奮闘中の登里享平(川崎)は30歳前後で若返りという意味では難があるし、国際経験豊富な酒井高徳(神戸)はA代表から一線を引いている。東京五輪世代の杉岡大暉(鹿島)はチームで出番を得ておらず、菅大輝(札幌)はウイングバックが最適な人材。4枚も3枚もこなせる人材はなかなか見つからないのだ。

 敢えて抜擢するとすれば、今季鹿島で評価を挙げている永戸勝也、浦和レッズで光っている山中亮輔あたりだろうか。2人とも左利きのSBで長友や安西にない魅力を持っている。永戸は年代別代表経験が皆無の選手だが、最近の躍進ぶりは著しい。一方の山中はFKというスペシャルな武器を持つ。課題の守備に関しても今季の浦和ではかなりの改善を見せている。最近3試合はスタメン落ちしているのが気がかりだが、復調すれば可能性はありそうだ。
 
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