川崎――選手、指揮官のモチベーションは高い
J1リーグ第20節
セレッソ大阪 - 川崎フロンターレ
10月3日(土)/15:00/ヤンマースタジアム長居
川崎フロンターレ
今季成績(20試合消化時点):1位 勝点53 17勝2分1敗 59得点・18失点
【最新チーム事情】
●リーグ7連勝中。さらに連勝を伸ばせるか。
●戦線離脱していた大島が復帰か。
●分が悪い長居で勝利を掴みたい。
セレッソ大阪 - 川崎フロンターレ
10月3日(土)/15:00/ヤンマースタジアム長居
川崎フロンターレ
今季成績(20試合消化時点):1位 勝点53 17勝2分1敗 59得点・18失点
【最新チーム事情】
●リーグ7連勝中。さらに連勝を伸ばせるか。
●戦線離脱していた大島が復帰か。
●分が悪い長居で勝利を掴みたい。
【担当記者の視点】
敵地・長居でのC大阪戦といえば、J1で通算1勝2分4敗と分が悪く、リーグ連覇を決めた18年のゲームや、優勝戦線から一歩退いた昨季の試合など、黒星が先行している。もっともそうした過去に捉われず、守田英正は「負けないですよ」とキッパリ答える。そして2位との直接対決へこう意気込みを語った。
「この一戦を34分の1と捉えていないですし、ここを叩くことで、優勝に大きく近づくと思います。何がなんでも勝点3を取りにいくことが大事ですし、予想したような展開でなかったり、上手くいかなかったとしても、個人的には勝点1を取ることも大事だと思います。負けることだけは許されないと感じます」
リーグ戦は20試合を消化して(24節を繰り上げで消化)、17勝2分1敗、59得点・18失点。圧巻の成績で首位を走る川崎にとって、2位のC大阪との勝点差は11。今節、勝利を手にできれば、優勝戦線でさらに有利な立場になる。もっとも敗れれば、これとない勢いを相手に与えるゲームになってしまうだけに、鬼木達監督を筆頭に「決勝戦のつもりで戦う」とチームのモチベーションは非常に高い。
C大阪には、17年からの6戦で1分5敗と苦汁を飲まされてきたが、今季前半戦の11節ではホームで5-2と勝利。久々の白星を掴んだ。もっとも4-3-3を採用するなか、ウィークポイントであるアンカーの脇のスペースを上手く使われ、相手の両SBを起点とする攻撃に苦戦したのも事実で、先制点も奪われている。
この辺りの修正は必要で、アンカーでの先発が予想される守田は「あんまり言えないですが、(アンカーの)脇を使われるのは4-3-3の弱点なので、守備の時は4-4-2のような形で、ブロックを作りながらスペースを空けないように守りたいです」と話す。
またウイングの旗手怜央は「真ん中はすごい締めてきて、簡単には割らせてくれないというイメージなので、そこをどう攻略するか鍵になると思います」と堅守のC大阪撃破へ気合いを漲らせた。
指揮官は「決勝戦のつもりで戦いたいです。このカードは注目だと思いますし、そういうゲームだからこそ熱い試合、自分たちらしいサッカーを前面に押し出したい。気持ちの伝わる試合がしたいですし、観ている人が喜んでくれるように得点にこだわって、今年は超アグレッシブなサッカーをしようと進めているので、こういう大事なゲームで出せるかは楽しみにしています」と想いを口にした。
直近2試合の横浜FC戦(3-2)、湘南戦(1-0)は、なかなか川崎らしい流れるような攻撃を見せられなかったが、大一番で持ち前の魅せるサッカーを表現できるか。今節のビッグマッチ、両者がどんなパフォーマンスを見せるのか大いに注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
敵地・長居でのC大阪戦といえば、J1で通算1勝2分4敗と分が悪く、リーグ連覇を決めた18年のゲームや、優勝戦線から一歩退いた昨季の試合など、黒星が先行している。もっともそうした過去に捉われず、守田英正は「負けないですよ」とキッパリ答える。そして2位との直接対決へこう意気込みを語った。
「この一戦を34分の1と捉えていないですし、ここを叩くことで、優勝に大きく近づくと思います。何がなんでも勝点3を取りにいくことが大事ですし、予想したような展開でなかったり、上手くいかなかったとしても、個人的には勝点1を取ることも大事だと思います。負けることだけは許されないと感じます」
リーグ戦は20試合を消化して(24節を繰り上げで消化)、17勝2分1敗、59得点・18失点。圧巻の成績で首位を走る川崎にとって、2位のC大阪との勝点差は11。今節、勝利を手にできれば、優勝戦線でさらに有利な立場になる。もっとも敗れれば、これとない勢いを相手に与えるゲームになってしまうだけに、鬼木達監督を筆頭に「決勝戦のつもりで戦う」とチームのモチベーションは非常に高い。
C大阪には、17年からの6戦で1分5敗と苦汁を飲まされてきたが、今季前半戦の11節ではホームで5-2と勝利。久々の白星を掴んだ。もっとも4-3-3を採用するなか、ウィークポイントであるアンカーの脇のスペースを上手く使われ、相手の両SBを起点とする攻撃に苦戦したのも事実で、先制点も奪われている。
この辺りの修正は必要で、アンカーでの先発が予想される守田は「あんまり言えないですが、(アンカーの)脇を使われるのは4-3-3の弱点なので、守備の時は4-4-2のような形で、ブロックを作りながらスペースを空けないように守りたいです」と話す。
またウイングの旗手怜央は「真ん中はすごい締めてきて、簡単には割らせてくれないというイメージなので、そこをどう攻略するか鍵になると思います」と堅守のC大阪撃破へ気合いを漲らせた。
指揮官は「決勝戦のつもりで戦いたいです。このカードは注目だと思いますし、そういうゲームだからこそ熱い試合、自分たちらしいサッカーを前面に押し出したい。気持ちの伝わる試合がしたいですし、観ている人が喜んでくれるように得点にこだわって、今年は超アグレッシブなサッカーをしようと進めているので、こういう大事なゲームで出せるかは楽しみにしています」と想いを口にした。
直近2試合の横浜FC戦(3-2)、湘南戦(1-0)は、なかなか川崎らしい流れるような攻撃を見せられなかったが、大一番で持ち前の魅せるサッカーを表現できるか。今節のビッグマッチ、両者がどんなパフォーマンスを見せるのか大いに注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)