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「ゴールの匂いがぷんぷんしてた」エース宇佐美貴史、スタメン落ちで見えた“立ち位置”と“チームの進化”

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年09月24日

「攻め勝ったと感じられる心理状態は久しぶりですからね」

久々のホームでの勝利に執念をみせた宮本監督。“宇佐美外し”の荒療治は結果的に吉と出た。写真:金子拓弥(サッカーダイジェストWeb写真部)

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 逸る想いを抑えながら、ベンチで戦況を見つめた。

「前半はすごく苦しい内容でしたけど、その状況のなかで自分が入ったらどうするかをずっと考えてました。でも後半1点が入ってからはすごく選手同士がいい距離感になったというか、テンポも良くて、より自分が入ったときのイメージがしやすくなりましたね」

 チームの後半の戦いぶりには、大きな手応えを感じたという。

「2列目がよりボールに絡む機会が多くなって、ボランチとか個々の距離が近くなったのが本当に良かった。2列目が前を向いてフォワードの動き出しを引き出すシーンもあったし、ワンタッチでボールを動かすのも無理にじゃなくて、自然にいい選択肢としてやれてる。どんどんボールが動いて、サイドバックも高い位置が取れて……。そうなるとボールを取られたあとの切り替えもしっかりできる。あの距離感を維持したいですね。点が取れそうな匂いがぷんぷんしてた」

 名古屋戦で先発を飾ったパトリック&アデミウソンのブラジル人2トップも、なかなかのコンビプレーと即効性を提示した。決勝点を挙げたからといって、宇佐美がスタメン復帰できる保証はない。好調なベテラン渡邉を含めて、G大阪の前線はいよいよ競争が苛烈になってきた印象だ。
 
 宇佐美はやや高揚気味に、こう語った。

「今日の後半の感覚を、選手個々が大事にすることが必要。勝ってる試合はたくさんあるけど、心底勝った、攻め勝ったと感じられる心理状態は久しぶりですからね。最後失点する雰囲気もなかった。得点差は1点だけど、ガンバらしいサッカーが後半は展開できましたからね」

 ひと息ついて自身を見つめ直した絶対エース。こうなると次節が楽しみだ。先発でもベンチスタートでも、サンフレッチェ広島戦の背番号33には最大限の警戒が必要だろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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