『宇佐美貴史』を正しく知ってもらえるんかなと考えるようになり…
『サッカーダイジェスト』誌で2010年から10年の長期に渡って続けている連載「宇佐美日記」。毎回、心に響いた言葉をテーマに本音と思いの丈を綴り、時にシリアスに自己と向き合い、時に関西人らしいユーモアを交え、時に天才肌ゆえの独特のサッカー観を披露する。同誌と宇佐美自身が誇りとする人気コラムだ。
今回は、その最新版をお届けしよう。6月25日発売号に掲載された第156回では、自身も利用しているSNSの良さと、その手軽さが招く残念なことについての見解を述べてくれた。
テーマに挙げた言葉は自身のYouTubeチャンネル登録者からのメッセージ、「救われています」である。
―――◆――◆―――
SNSを利用していると、嬉しいコメントやダイレクトメールがたくさん届く。その言葉に励まされたり、力をもらったり。「楽しい動画に救われています」と言ってもらったこともある。
思えば、僕がSNSを始めたのはプロになってすぐ、17~18歳の頃だった。僕たちアスリートは時にたくさんのメディアの人に囲まれることもあり、そこで話すことがそのまま自分のイメージになっていくことに違和感を覚えたのがきっかけだ。
メディアの中には懇意にしている人もいれば、初対面の人もいる。前者なら信頼関係も築けているのでこちらの言いたいことをしっかりと汲み取ってもらえるけど、正直、そうじゃない人もたくさんいる。
しかも、それを楽しむ側の人たちが、僕とメディアの方との信頼関係まで加味して見聞きしているとも限らない。にもかかわらず、世の中に出回る僕の言葉や発言はすべて、自分のイメージになっていく。
果たして、それで『宇佐美貴史』を正しく知ってもらえるんかなと考えるようになり、ブログで自分の思いを伝えるようになった。
今回は、その最新版をお届けしよう。6月25日発売号に掲載された第156回では、自身も利用しているSNSの良さと、その手軽さが招く残念なことについての見解を述べてくれた。
テーマに挙げた言葉は自身のYouTubeチャンネル登録者からのメッセージ、「救われています」である。
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SNSを利用していると、嬉しいコメントやダイレクトメールがたくさん届く。その言葉に励まされたり、力をもらったり。「楽しい動画に救われています」と言ってもらったこともある。
思えば、僕がSNSを始めたのはプロになってすぐ、17~18歳の頃だった。僕たちアスリートは時にたくさんのメディアの人に囲まれることもあり、そこで話すことがそのまま自分のイメージになっていくことに違和感を覚えたのがきっかけだ。
メディアの中には懇意にしている人もいれば、初対面の人もいる。前者なら信頼関係も築けているのでこちらの言いたいことをしっかりと汲み取ってもらえるけど、正直、そうじゃない人もたくさんいる。
しかも、それを楽しむ側の人たちが、僕とメディアの方との信頼関係まで加味して見聞きしているとも限らない。にもかかわらず、世の中に出回る僕の言葉や発言はすべて、自分のイメージになっていく。
果たして、それで『宇佐美貴史』を正しく知ってもらえるんかなと考えるようになり、ブログで自分の思いを伝えるようになった。
近年は特にインスタグラムやYouTubeなどのツールを利用して、自分から発信することが手軽になった。僕に限らず、多くの芸能人やアーティスト、アスリートがSNSを利用して発信しているのも、めちゃ良いことやと思う。
それを見ることで、相手との距離を近くに感じられたり、人生、生活のハリや楽しみになっている人も多いはずやから。僕も他の人のSNSを見てそんな風に感じることもある。
ただ、一方でその手軽さが招く、残念なこともある。書き込みやダイレクトメッセージによる誹謗中傷だ。名前はもちろん、顔も年齢も性別も分からない人から一方的にひどい言葉で罵られる。
書いている人は1対1で送っているつもりでも、その数が増えれば、送られた本人は集団で囲まれて罵詈雑言を浴びせられているような気持ちになるはずだ。少なからず、僕も経験はある。
でも、だからと言って言い返そうとは思わない。名前や顔、性別、その人のバックグラウンドも知らずに何かを言い返すことでイコール、僕が相手を誹謗中傷することになりかねないからだ。ましてや、そこからさらに誹謗中傷が生まれるようなマイナスな連鎖も望んでいない。
それを見ることで、相手との距離を近くに感じられたり、人生、生活のハリや楽しみになっている人も多いはずやから。僕も他の人のSNSを見てそんな風に感じることもある。
ただ、一方でその手軽さが招く、残念なこともある。書き込みやダイレクトメッセージによる誹謗中傷だ。名前はもちろん、顔も年齢も性別も分からない人から一方的にひどい言葉で罵られる。
書いている人は1対1で送っているつもりでも、その数が増えれば、送られた本人は集団で囲まれて罵詈雑言を浴びせられているような気持ちになるはずだ。少なからず、僕も経験はある。
でも、だからと言って言い返そうとは思わない。名前や顔、性別、その人のバックグラウンドも知らずに何かを言い返すことでイコール、僕が相手を誹謗中傷することになりかねないからだ。ましてや、そこからさらに誹謗中傷が生まれるようなマイナスな連鎖も望んでいない。
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