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若きアタッカー陣が牽引したJ2北九州の9連勝。1分1敗の足踏みに不安も小林監督の攻撃姿勢はブレない

カテゴリ:Jリーグ

上田真之介

2020年09月07日

「ターンオーバーができない」という限られた戦力のなか、選手層の不安も

北九州のポゼッションサッカーを中盤で支える加藤。多彩なパス回しでゲームを組み立てる司令塔だ。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 練習はハードで妥協はなく、ショートパスを使った連係を深め、クロスに飛び込むタイミングも入念に合わせている。縦パスが通るようになり、クロスがぴたりと合うようになったのは、長時間にわたる練習の賜物。ディサロは「去年出た課題を受け止め、個人としても意識の部分から改善し、結果に移せている」と成果を口にする。

 しかし、中盤のメンバーを組み替えた甲府戦ではFWにほとんどボールを入れることができなかった。「ターンオーバーができない」(小林監督)という限られた戦力の中、加藤弘堅や國分伸太郎を休ませた試合ではポゼッションの質が低下。改めて層の厚みへの不安を突きつけられた。

 それでも守備に振って勝点1をもぎ取るような戦術は選択しない方針だ。小林監督は3失点で敗れた試合のあとも、失点に過度にフォーカスせず、攻撃姿勢を貫く構えを示す。

「組織だったことをやっていかないといけないが、怖がらず積極的にやって点を取る。それを引き続きやっていく」

 昨季の壁を乗り越えてJ2で暴れる点取り屋たちに、いかにボールを渡していくか。連戦が続く今季のJ2リーグで、北九州は新たな課題に向き合っている。

取材・文●上田真之介(フリーライター)
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