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「最初は暗い気持ちになった」広島のブラジル人助っ人が、サッカーの違いと日本の生活を母国サイトで語る!「本田のおかげで…」【現地発】

カテゴリ:Jリーグ

リカルド・セティオン

2020年08月27日

「手本にしている」と名前を挙げた3人のチームメイトとは?

今月1日の横浜FC戦で待望のJデビュー。この試合を含めてピッチに立ったのは2度だけだ。(C)SOCCER DIGEST

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 ここまで公式戦の出場は2試合のみ。それも、どちらも途中交代だ。現在の目標はレギュラーの座を勝ち取ることだという。

「毎日新しい発見があって、毎日が勉強だ。まだ若い自分には学ぶべきことがいっぱいあると思う。毎日Jリーグの試合の動画を見て、日本のプレースタイルやどんな選手がいるかも学んでいる。チーム内にもお手本となる素晴らしい選手はたくさんいる。野上(結貴)、荒木(隼人)、川辺(駿)……。

 とにかくこのチームは今の順位(暫定11位)よりもずっと上のポテンシャルを備えたチームだと思う。ここで何かを勝ち取りたい。このチームが大好きだ。監督やコーチに認めてもらい、何年もここでプレーしたい。ゴールや必要なことをして、チームが高みに行くのを助けたい」
 
 実は、日本に来る前に結婚をしたばかりだ。妻のジュリアーナさんはビザが取れ次第日本に来る予定だったが、ビザが降りるのを待つ間にコロナウイルスの影響でブラジルとの行き来は難しくなってしまった。

 今もブラジルに留まり、ネットで連絡を取り合う日々だが、時差もありそれもなかなか難しいという。

「ブラジルは日本の真裏、12時間の時差がある。僕は練習もあるし、きちんと睡眠もとらなくてはいけないし、なかなかうまく時間が合わないんだ」

 新婚なのに半年以上も会えないのはさぞかしつらいだろう。

「彼女が来たら広島でも結婚式を挙げるつもりだ」

 エゼキエウは嬉しそうに言う。

「半年たった今は、やっと一人で出歩くこともできるようになり、コンビニで買い物もできるようになった。でもどこも観光には行っていない。この近くには素晴らしいところがいっぱいあると聞くけど、行く時は妻と一緒に行きたいんだ。一緒に行って、感動を共有したいんだ。彼女が来たら長いハネムーンが始まるんだ!」

文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
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