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【橋本英郎】コロナ禍のJリーグに感じる変化と選手の本音。「なんとも言えない感覚のなかで進んでいる」

カテゴリ:Jリーグ

橋本英郎

2020年08月19日

古巣ガンバとの対戦。涙が出るほど感激した。

 JFLとJ3の違いを端的に言うと、試合会場と選手のフィジカルの違いとなります。会場の雰囲気やロッカーの環境が良くなったのは明らかで、やはりJ3の選手のほうが全体的にガッシリしていて、サイズも少し大きくなった印象を受けます。

 またU-23チームのガンバ大阪とセレッソ大阪は若手の集団ですが、将来有望な選手たちで、能力の高さを感じます。ただ、経験の少なさと今年で終了することになってきているところで、難しさを抱えているようです。

 そんななかで7月の終わりに、ガンバU-23との試合がありました。かつて籍を置いたチームとの対戦。ガンバの未来を切り開くメンバーと試合ができて、大きな喜びを感じました。唐山(翔自)くんや川崎(修平)くんは僕たち相手でも臆することなく、果敢に仕掛けてきましたね。

 この試合で一番印象に残ったのは、交代する際にすべてのスタンドにいるみなさんから拍手をしていただいたことです。僕自身、クラブを離れて気づけば9年。そんな僕のことを覚えてくれているだけでなく、敬意を感じさせてくれる拍手には涙が出るほど感激しました。

 J3の水曜日開催、そこまで多くのサポーターの方が観戦に来られたわけではなかったですが、何万人もの方から拍手をしてもらっているような錯覚を感じました。右膝の前十字靭帯損傷後に復帰してピッチに戻った、あのときを思い出しました。当時も盛大な拍手をもらってピッチに入って、泣きそうになっていました。
 
 今後はセレッソU-23(10月2日)、長野パルセイロ(9月2日)との試合があります。古巣との対戦がこんなに楽しみなものになるとは想像もしていませんでした。

 とくにパルセイロは半年だけしかいませんでしたが、本当に温かく迎え入れてもらえたことをよく思い出しますし、チームをJ2に昇格させるために加入したのに結果が出せなくて、ものすごく後悔の念も感じています。好調を維持している今シーズンのパルセイロ。来月2日に戦えるので、本当に楽しみです!

 僕たちも1年での昇格を真剣に考えて取り組んでいます。簡単なことではありません、難しいことだとみんな理解しています。でもそこに全力でチャレンジすることで、見えてくる未来があると信じています。
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