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【京都】ホーム4戦全勝! 決勝弾で見えたチームの着実な歩み。ノーゴール判定にも屈しなかったふたつの要因は…

カテゴリ:Jリーグ

雨堤俊祐

2020年08月06日

チームの雰囲気の良さが結果に繋がっている

 ノーゴール判定に落ち込むことなくプレーし続けられたのには、ふたつの要因があるように思う。

 ひとつはチームの雰囲気の良さだ。結果が出ていることにもよるが、実にムードが良く、何人かの選手のキャラクターも好影響を与えている。試合後、この日に千秋楽を迎えた大相撲を取り入れたゴールパフォーマンスについて尋ねられた庄司が「ゴールパフォーマンスを考える専属の人がいるんですけれど(笑)」と現在、負傷離脱中の森脇良太をいじっていた。ピッチ内はもちろん、ピッチの外でも彼の存在がプラスに作用しているのは間違いない。
 
 もうひとつは、今季から新たなホームスタジアムとなったサンガスタジアム by KYOCERAだ。客席とピッチが離れていた西京極陸上競技場からサッカー専用スタジアムに移転したことで、観客はもちろん、実際にピッチに立つ選手にとっても様々な面で臨場感が増している。現在は声を出しての応援などは禁止されているが、欧州を彷彿とさせる最新鋭のスタジアムでプレーできる喜びを選手たちは口々に話している。實好礼忠監督も「僕たちのパワースポット。ここではメラメラと、沸々とする状態にさせてくれる」と後押しを感じている様子。これでホームゲームは4戦全勝だ。
 
 この日は試合前、町田の選手に新型コロナウィルスの陽性反応が出たという発表があった。当該選手は遠征に帯同しておらず、京都入りしていたメンバーやスタッフは陰性で濃厚接触者もいないことから、Jリーグと両クラブの協議の結果、試合が開催されることとなった。
 
 選手には心理的な影響が出てしまわないかという懸念もあったが、「集中して、自分たちのプレーをより高いレベルで出せるようにしよう」という指揮官の言葉を選手たちが実践することで勝利を掴んだ。手応えだけでなく課題も見え隠れする状況ではあるが、その中でチームは着実な歩みを進めている。
 
取材・文●雨堤俊祐(サッカーライター)
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