• トップ
  • ニュース一覧
  • なぜガンバ大阪の攻撃は劇的に改善されたのか。力強いコメントから読み解く、指揮官ツネの“修正力”

なぜガンバ大阪の攻撃は劇的に改善されたのか。力強いコメントから読み解く、指揮官ツネの“修正力”

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年07月19日

「この1週間、チーム全体でそこまで運ぼうと取り組んできた」

3戦連続スタメンの小野。2列目での積極性とハードワークで、瞬く間に宮本監督の信頼を勝ち取った。写真:徳原隆元

画像を見る

 宮本監督は試合後、この1週間で取り組んだ成果が出たと自画自賛した。

「攻撃に関しては、3連戦で出た課題をトレーニングでしっかり修正しました。選手たちも高い意識を持って取り組んだ結果だと思う。怖がって前にボールを付けなかったり、簡単に下げるシーンがあって、もっとペナルティーエリアに入って行ったりとか、攻撃の個々の持ち味が出せていないところが多かった。もっと勇気を持ってやろう、エリア内で勝負していこうと。今日はその部分がうまく機能したと思います」

 大分戦で光り輝いたのが、エースの宇佐美だった。指揮官は「もっと点が取れるところでプレーしようと話していた。今日はたくさんボールを触りながら、リズムをもたらしてくれた」と讃える。2トップに対しては「あまりサイドに流れず、プレーゾーンをなるだけエリア内でと指示していた。これまでの試合ではボールが彼らのところにあまり出てこないところがあったので、この1週間、チーム全体でそこまで運ぼうと取り組んできた」と明かした。

 PKで今季初ゴールを挙げた宇佐美は、「なるべくアデの近くで、離れすぎないように意識してやろうと思ってる。基本的にアデには真ん中にいてもらって、僕は下りすぎず、彼の周りをシャドーのように動くイメージです」と説明する。

 変化があったのは、どうしても位置を下げざるを得なくなったときの周囲のサポートだ。「今日は違いましたね。ユウジ(小野)がアデの近くに寄せていったり、ヨウスケ(井手口)も絡んでアデを孤立させないような動きをしてくれた。すごくボールに触りやすかったんで、これからはリズムを作りながら前で仕留めるプレーをもっとやっていければと思う。アデとの関係でももっとゴールを奪っていけると思いますしね」と、手応えを口にした。

 殊勲の逆転弾を決めたアデミウソンも、前を向いてプレーする場面を頻発させ、出色の出来を披露した。「選手一人ひとりの運動量が上がった。運動量が上がればボールが動き、タカシ(宇佐美)にも自分にもボールがたくさん入ってくる。今日はそれがすごく良かったと思う」と、こちらも上機嫌だ。
【関連記事】
ガンバが怒涛の攻めで逆転勝利! 堅守・大分の牙城を突き崩した攻撃陣に覚醒の予感
遠藤保仁にずばり訊いてみた。「あなたの日本代表最多152キャップを抜けそうなのは誰?」
「ああいう日本人の若手はいない」遠藤保仁が久保建英を称える。鉄人の琴線に触れた“遊び心”
総勢14名はJリーグ屈指! なぜガンバ大阪はOBたちの“帰還”を推進するのか
【黄金の記憶】ガンバ最強助っ人はいったい誰か。遠藤保仁の回答が超意外だった

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ