「俺の記録を抜いたらすごい。純粋にそう思う」
本誌「サッカーダイジェスト」の最新号では、先にJ1最多試合出場の新記録を樹立した遠藤保仁の一大特集を掲載している。今回はそのなかから、興味深い箇所を切り取ってお伝えしよう。
先週末に行なわれたJ1第4節、清水エスパルス対ガンバ大阪戦ではラスト10分のタイミングでピッチに登場。これでJ1通算の試合出場を「634」に、全公式戦の出場数を「1017」に伸ばした。どちらもそう容易くは打ち破れない、文字通りの金字塔である。
遠藤はほかにも数多の「最多記録」を持つが、なかでも特大の栄誉と言えるのが日本代表最多キャップ記録だ。国際Aマッチ出場152試合は、2位タイで並ぶ長友佑都、井原正巳の122試合を30試合も上回るダントツの数値。現役ではほかにも岡崎慎司が119試合、吉田麻也が100試合と続いているが、さすがにヤットの大記録に到達するのは至難の業だろう。
では、当の本人はどう捉えているのか。意外とさらりと、こう返答してくれた。
「俺の記録を抜く可能性があるとしたら、冨安(健洋)くんが行けるんじゃないかな。あとは久保(建英)くんもあるかも。俺が22歳からスタートした記録だってことを考えても、彼らが15年間まるまる代表で出続けたら十分にあるでしょ」
たしかに遠藤の日本代表での足跡を辿ると、22歳だった2002年11月20日のアルゼンチン代表戦がA代表デビューで、それから13年間で152試合を積み重ねている。レギュラーを奪取したのは27歳の時に発足したオシムジャパンにおいてで、30代に突入してからほぼすべての国際Aマッチに出場と明らかに“晩成型”。2015年のアジアカップを最後に退任したハビエル・アギーレ監督が続投していたら、さらにその数字をグッと伸ばしていたかもしれない。
先週末に行なわれたJ1第4節、清水エスパルス対ガンバ大阪戦ではラスト10分のタイミングでピッチに登場。これでJ1通算の試合出場を「634」に、全公式戦の出場数を「1017」に伸ばした。どちらもそう容易くは打ち破れない、文字通りの金字塔である。
遠藤はほかにも数多の「最多記録」を持つが、なかでも特大の栄誉と言えるのが日本代表最多キャップ記録だ。国際Aマッチ出場152試合は、2位タイで並ぶ長友佑都、井原正巳の122試合を30試合も上回るダントツの数値。現役ではほかにも岡崎慎司が119試合、吉田麻也が100試合と続いているが、さすがにヤットの大記録に到達するのは至難の業だろう。
では、当の本人はどう捉えているのか。意外とさらりと、こう返答してくれた。
「俺の記録を抜く可能性があるとしたら、冨安(健洋)くんが行けるんじゃないかな。あとは久保(建英)くんもあるかも。俺が22歳からスタートした記録だってことを考えても、彼らが15年間まるまる代表で出続けたら十分にあるでしょ」
たしかに遠藤の日本代表での足跡を辿ると、22歳だった2002年11月20日のアルゼンチン代表戦がA代表デビューで、それから13年間で152試合を積み重ねている。レギュラーを奪取したのは27歳の時に発足したオシムジャパンにおいてで、30代に突入してからほぼすべての国際Aマッチに出場と明らかに“晩成型”。2015年のアジアカップを最後に退任したハビエル・アギーレ監督が続投していたら、さらにその数字をグッと伸ばしていたかもしれない。
そして鉄人・ヤットは次のように続けるのだ。
「とはいってもいまは、代表の試合数自体が減ったからね。まあ俺の記録を抜いたらすごい。抜かれて悔しいとかっていうより、純粋に『おおすごいな』って思うだろうね。だいたいこういう記録っていうのは、地味にコツコツやっている選手が達成するのよ。スターやフォワードじゃなくてね。影の存在なんだけど、いつの間にか来てたねって選手が、更新するんじゃないかな」
現在、21歳の冨安はすでに18キャップを刻んでおり、19歳の久保も7キャップをマークしている。はたして俊英コンビはこれから、どのような代表キャリアを歩んでいくのだろうか──。きっとヤットも興味深く注視しながら、その成長を見守っていくだろう。
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
「とはいってもいまは、代表の試合数自体が減ったからね。まあ俺の記録を抜いたらすごい。抜かれて悔しいとかっていうより、純粋に『おおすごいな』って思うだろうね。だいたいこういう記録っていうのは、地味にコツコツやっている選手が達成するのよ。スターやフォワードじゃなくてね。影の存在なんだけど、いつの間にか来てたねって選手が、更新するんじゃないかな」
現在、21歳の冨安はすでに18キャップを刻んでおり、19歳の久保も7キャップをマークしている。はたして俊英コンビはこれから、どのような代表キャリアを歩んでいくのだろうか──。きっとヤットも興味深く注視しながら、その成長を見守っていくだろう。
取材・文●川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)
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