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「開幕戦はぎこちなかったが…」コロナ禍で生まれた猶予、石丸新体制の山形に新スタイルが浸透

カテゴリ:Jリーグ

嶋 守生

2020年06月28日

どの選手も怖がらずに自信を持ってボールを動かせていた

栃木戦では、新加入の渡邉が決勝点をゲット。鮮やかなハーフボレーを突き刺した。写真:田中研治

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 昨年までのスタイルであれば、この試合は割り切ってロングボールの応酬でぶつかり合うことになっていただろう。その選択をしなかっただけでなく、栃木の狙いを意図的に外して攻められたのは、前を向いて狙い通りに前にパスを通せたから。そのパスを出す余裕を生み出したのは、今年チームで取り組んできたビルドアップが開幕戦よりも向上していたからに他ならない。

 どの選手も怖がらずに自信を持ってボールを動かせていたことは、磐田戦と比べて目に見える変化だった。

 試合を通して見れば、相手に何度か引っ掛けられてカウンターを受けたことや、「ボールサイドは数的優位がかなりありもっと崩せた」(石丸監督)というアタッキングサードでの連係不足など課題も多い。

 とはいえ、開幕から2戦目の時期に新スタイルで戦えるだけのベースが整いつつあることは、船出したばかりの石丸新体制にとって大きな自信と励みになるだろう。

 7月以降は怒涛の過密日程がスタートする。猛暑が重なる真夏の時期までに今のスタイルがさらに深まっていけば、消耗を避けながら相手を動かし、もう少し余裕を持って戦っていけるはずだ。

取材・文●嶋 守生(フリーライター)

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