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【リモートマッチ現地レポート】記者席も集合写真もソーシャルディスタンス…ピッチ上での一番の違いは

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年06月28日

集合写真の時も“社会的距離”を確保

報道受付もリモート形式。東京V独自のアイデアだという。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 用意されていた応援歌は決まった数パターンではあったものの、それでも選手たちへの影響は少なからずあったようだ。

 東京Vの井上潮音は試合後に「結構大きい音量だったので、すごく聞こえていました。サポーターがいるような感覚で試合をさせてもらった。直の声ではなかったですけど、声援は背中を押してくれるなと思いました」と話している。

 ピッチの外に目を向ければ、ボールボーイがマスクと手袋を着用。また飲水タイムには選手個別の給水ボトルが配られるという徹底ぶり。

 こうしたピッチ内外で変更点は多いが、もっとも大きな違いは、スタジアムが静かな分、選手や監督の声がはっきりと聞こえる点。DAZNなどの中継を通しても想像以上に選手たちの声をマイクが拾っている。
 
 東京Vの永井秀樹監督は言う。

「不思議な感じの試合でした。我々の仕事からすると、指示が直接伝わるので、やりやすさは感じました」

 一方で選手も声の通りやすさを感じていたようだ。井上は「選手、監督の声がすごく通るので、プラスになることも多かったかなと思います」と話す。

 もちろん戦術的な指示も相手に筒抜けだが、逆に「わざと相手に聞こえるように言っている時もある」(永井監督)。観る側はそうした駆け引きを楽しむのも良いだろう。

 永井監督の具体的な指示、ボールを呼ぶ藤田譲瑠チマの甲高い声、町田のディフェンスリーダー深津康太のチームを締める声、ポポヴィッチ監督の激昂……選手や監督の声に耳を傾けると新たな発見がある。リモートマッチ、思ったよりも楽しめそうだ。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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