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選手権4強の矢板中央が再始動!異例の公式戦ユニホーム着用で紅白戦を開催した指揮官の想い

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年06月20日

公式戦さながらの試合では強烈なミドルシュートも飛び出した

久しぶりのゲームに充実感を滲ませた矢板中央の選手たち。

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 40分ハーフで行なわれた紅白戦は、決着が着かなければ、10分ハーフの延長戦を実施。さらにタイスコアの場合はPK戦を行なうなど異例の設定で戦わせたのも、より本番の雰囲気に近付けるためである。

 3年生・51人のうち、怪我などで出場できなかった4名を除いて全員が出場した試合は、序盤から白熱。赤チームが2−1でリードして迎えた後半アディショナルタイムには、青チームが土壇場で同点弾を決める。しかも、ネットを揺らしたのはペナルティエリア手前にポジションを取っていたGK佐藤翔希(3年)で、強烈なミドルシュートが決まると、選手たちのテンションは最高潮に達した。

 延長戦では赤チームがゴールを奪って勝ち越しに成功。そのまま決着が付いたものの、久々の真剣勝負に子供たちは胸を踊らせた。

 試合後、キャプテンの坂本は久しぶりのゲームに充実感を滲ませた。

「選手権に向けて、やっとみんなでプレーができました。この紅白戦は1人ひとりのモチベーションが高く、本当に気持ち良くプレーできたと思います」

 髙橋監督も最後に子供たちに言葉をかけると、一からポジション争いをスタートさせていくと明言。敗戦チームながらゴールを奪ったGK佐藤にMVPを与えると、BチームからAチームに引き上げる可能性も示唆した。久々にチームへ漂った緊張感。異例の紅白戦を行なった指揮官の意図を、選手たちは確かに受け取った。今後の予定は未定だが、矢板中央にとって、この試合がシーズン開始の合図になったのは間違いない。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
 
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