国内カップ戦、CLへの参加は認められる
「ブラジルに帰国する飛行機便を見つけることに決めたの。だってここ(ブラジル)ならまだスーパーにモノがあるもの。(フランスでは)もう家に食料がなくなっていて、30日も40日も食料なしでいるなんて、本当に難しかったわ。不可能よ。私、スーパーに行く時間がなかったし、行くことを考えたときには、もう全て終わっていたの」
「ここ(ブラジル)ならプールだってあるし、広いスペースもあるわ」
このためフランスではネットが炎上した。「スーパーのパスタ売り場が空になったのを見て、次のパスタが納品されることを考えもしなかったのか」「食料や生活必需品の買い物は問題なくできることを知らなかったのか」「要するにフランス政府の発表を理解する能力がなかったのでは?」「さっさと帰って母親にパスタをつくってもらえ」「恥を知れ!」などの憤激や嘲笑が噴出した。
しかも皮肉なことにそのブラジルが、フランスを超える規模のコロナ禍となってしまった。チアゴ・シウバはフランス国籍を取得し、フランスに立派な家も購入、パリSGに残ってもうしばらく活躍したい意向だっただけに、どうにも苦い退団となりそうである。
「ここ(ブラジル)ならプールだってあるし、広いスペースもあるわ」
このためフランスではネットが炎上した。「スーパーのパスタ売り場が空になったのを見て、次のパスタが納品されることを考えもしなかったのか」「食料や生活必需品の買い物は問題なくできることを知らなかったのか」「要するにフランス政府の発表を理解する能力がなかったのでは?」「さっさと帰って母親にパスタをつくってもらえ」「恥を知れ!」などの憤激や嘲笑が噴出した。
しかも皮肉なことにそのブラジルが、フランスを超える規模のコロナ禍となってしまった。チアゴ・シウバはフランス国籍を取得し、フランスに立派な家も購入、パリSGに残ってもうしばらく活躍したい意向だっただけに、どうにも苦い退団となりそうである。
レオナルドSDは今回のメディア登場で、「非常に難しい決断だった」としながらも、きっぱりとふたりとの決別を宣言。いまのところネイマールとキリアン・エムバペがいることを改めて強調しながら、今夏メルカートで「1億ユーロを超える購入はないだろう」と語った。
チアゴ・シウバもエディンソン・カバーニも、この週明けにはフランスに戻る予定だ。リーグ・アンは途中閉幕したが、2019-20シーズンの国内カップ戦とチャンピオンズ・リーグが残っているため、ふたりも8月までは試合に出場できることになっている。
だがふたつのエンブレムの退団が決まったことで、パリSGの一時代に幕が降ろされた。今後は若い戦力を中心にした「過渡期」(レオナルド)、または「新時代」に突入することになるだろう。パリSGは6月22日からトレーニングを再開する。
取材・文●結城麻里
text by Marie YUUKI