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【徹底検証】“新生”エスパルスが藤枝戦で見せた確かな進化。大きな爪痕を残したアタッカーは…

カテゴリ:Jリーグ

前島芳雄

2020年06月15日

「距離感とか、どういう形で攻撃するのかはイメージしやすかった」(岡崎)

ボランチでスタートし、終盤はCBでプレーした岡崎(24番)「パターンをもっと増やしていかないと」と攻撃面の課題を口にした。(C)S-PULSE

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 C・ジュニオは174センチ・71キロと筋肉質な体型で、武器はチームメイトから高く評価されているパンチ力のあるシュート。身体が強く、スピードもあって“パワフルかつ速い”という印象だ。左ウイングに入った藤枝戦ではワンツーやスルーパスなどの連係で崩そうとするプレーが多かった。コンディションが100パーセントに近づいてくれば独力での突破も期待できるだろう。

 得点シーンのほかに2回ほどあったチャンスを決めきれなかったとはいえ、ポテンシャルの高さは存分に示した。今季の新戦力で最も注目されていたアタッカーが、清水にとって大きな光明になったのは間違いない。

 しかし、6人在籍しているブラジル人選手にフォーカスすると、Aチームの1本目に出場したのがC・ジュニオとCBのヴァウドのふたりのみ。ともに怪我で出遅れ、昨季から在籍するエウシーニョとヘナト・アウグストが新スタイルでどんな働きを見せるのか、という楽しみは持ち越しとなった。
 
 攻撃の完成度に関しては、ボランチで先発して終盤にCBを務めた岡崎慎が次のように語る。

「全員の距離感とか、どういう形で攻撃するのかは監督が練習をずっとやってくれているので、イメージしやすかった。でも、中村慶太選手とも話しましたが、思っていたより(練習でやっている)形を出せなかったというか、外からのクロス一辺倒になっている時間帯も多かったと思います。もっと中に縦パスを入れたり、遊び球というか引きつけるようなパスを出すとか、パターンをもっと増やしていかないと、引いた相手をなかなか崩せないのかなと。逆にそれが分かりつつも2点取れたのは、大きな収穫だったと思います」

 攻撃のパターンは着実に増えているものの、久しぶりの実戦で思うように力を出し切れなかったということか。また「チャンスは作れたが、それを決めきるところはもっとやる必要がある」と指揮官が言うように、フィニッシュやラストパスの質は改善点だ。
 
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