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【日本代表 隠れ名勝負】ベスト布陣のドイツ相手に高原の圧巻2発で大善戦! だが惜しむらくは――

カテゴリ:連載・コラム

飯尾篤史

2020年06月11日

5日後のマルタ戦でもピッチに立ったのは…

06年ドイツ戦の両チームフォーメーション。日本は3-4-1-2の布陣で臨んだ。(C) SOCCER DIGEST

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 むろん、ワールドカップ本番のような真剣勝負ではないが、3日前のテストマッチでルクセンブルクを7-0と下し、「手応えのない相手だった。日本戦は勝負に行く」とクリンスマン監督は明言。負傷明けのバラックを起用し、ベスト布陣を組んだドイツにとって、日本戦は単なるスパーリングというわけでもなかった。

 翌日、ドイツの地元紙は「騎士が侍に切り刻まれた」と報じるほどで、ジーコジャパンのポテンシャルを改めて証明するゲームとなった。

 ところが、本大会初戦のオーストラリア戦でジーコジャパンは……。


 ドイツ戦にピークを持っていってしまった――とは、後に指摘される敗因のひとつだが、むしろ問題は、サブ組を起用する予定だった5日後のマルタとの親善試合でも、高原、柳沢を除くベストメンバーが送り出されたことだろう。

「僕らは出ないものだと思っていた。ドイツ戦の疲れも残っていたから」と福西崇史は振り返った。疲労を残す主力組は思わぬ起用に戸惑い、サブ組はアピールの場、試合感覚を養う機会を失ってしまう。歯車はここから大きく狂っていくのだった。

文●飯尾篤史(スポーツライター)

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