ふたつのオリンピックを目指せる早生まれ
明るく素直なパーソナリティはチームメイトへの受けも上々で、攻撃の中心人物である阿部浩之とはもはや師弟関係の様相。
キャンプから個人戦術の面でもよく鍛えられてきた成瀬は「守備をした中でどう攻撃につなげていくか、そのクオリティが足りていなかった」と次なる課題を見据える。
ブラジル代表でキャプテンまで務めた世界有数のSBであるD・アウベスのプレーには「自分の特徴がもっと活きやすくなるプレー」を学べると言うが、いかんせん、まだ研究をフルに試す機会がない。
ただ、事態が落ち着いてくれば、少しずつ、実戦形式の中でのトライ、あるいは答え合わせができるようになるはず。
7月1日のJ1再開が決まった直後には「これから自分たちがどこに向かって走り出したらいいのかが明確になった」と力強く語っていた。
キャンプから個人戦術の面でもよく鍛えられてきた成瀬は「守備をした中でどう攻撃につなげていくか、そのクオリティが足りていなかった」と次なる課題を見据える。
ブラジル代表でキャプテンまで務めた世界有数のSBであるD・アウベスのプレーには「自分の特徴がもっと活きやすくなるプレー」を学べると言うが、いかんせん、まだ研究をフルに試す機会がない。
ただ、事態が落ち着いてくれば、少しずつ、実戦形式の中でのトライ、あるいは答え合わせができるようになるはず。
7月1日のJ1再開が決まった直後には「これから自分たちがどこに向かって走り出したらいいのかが明確になった」と力強く語っていた。
早生まれ(2001年1月17日生まれ)で、来年に延期された東京オリンピック、そして2024年開催予定のパリオリンピックの両方に出場可能だ。本人は「過程が大事なので、しっかり試合に出て、目指すことができれば」と話すが、目の前のチャンスに食いつかないほど淡泊でもない。
チームは“コロナ騒動”に揺れてはいるが、D・アウベスのエッセンスを取り入れた自分なりのSB像を確立し、まず狙うのは開幕スタメンに続く“再開スタメン”。166センチの小兵から溢れ出すバイタリティは、ピッチ内外で光るはずだ。
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら27名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
チームは“コロナ騒動”に揺れてはいるが、D・アウベスのエッセンスを取り入れた自分なりのSB像を確立し、まず狙うのは開幕スタメンに続く“再開スタメン”。166センチの小兵から溢れ出すバイタリティは、ピッチ内外で光るはずだ。
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
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