指揮官やイバン・パランコヘッドコーチによる緻密な戦術も頭と身体に叩き込んでおり「最初は戸惑いましたけど、自分もサッカーIQが低いわけじゃない。ジュニアからやっている分、サッカーで頭を使ってきたので、早く慣れたところはある」と手応えを口にする。
徐々にフィットしてきたことで、2月26日のルヴァンカップ2節の仙台戦でついにトップチームデビューを飾る予定だった。本人も「ここでやれるかどうかで今後の人生が変わってくる」と意気込んでいたが、新型コロナウイルスの影響により直前で延期が決定。デビューは持ち越しとなった。
長く続いた中断期間には、クラブを代表し、サッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン2020」で対戦する「Jリーグ eSports ONLINE」に登場。全国のランキングで3位に入ったこともある腕前を披露し、視聴者に衝撃を与えた。7月4日に決まったリーグ再開。過密日程ということもあり出場のチャンスが増える中、今度はピッチで「中島元彦」という名を売り出していく。
構成●サッカーダイジェスト編集部