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【J再開後の注目株|柏】「イメージはトップクラス」の39番は、強烈なインパクトを放てるか

カテゴリ:Jリーグ

鈴木潤

2020年06月05日

守備力向上にも前向きな姿勢を見せる

16年に加入した湘南では、J1で14試合の出場にとどまった。今度こそ、トップリーグで輝きを放てるか。(C)SOCCER DIGEST

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 しかし、いくら攻撃センスに長けていようが、守備面を含めた戦術的タスクをこなせなければ、ネルシーニョ監督は戦力として見なさないだろう。その点も、瀬川の献身性を挙げて「瀬川くんは練習から凄いプレッシャーをかけて、チームのベース以上のことをやっている。あれを僕の中でもベースにしたい」と守備力向上にも前向きな姿勢を見せる。守備はあくまでもベース。そのタスクを遂行したうえで、自分の攻撃センスを発揮する。

「任くん、ミカ、クリスのプレーはすごく勉強になるので、先輩の姿を見て良いものは真似したいです。なおかつ自分が持っている誰も持っていない特長を出していけたらいいと思います」
 この2年間、J2では結果を残した神谷も、J1では湘南時代に14試合出場しただけで、いまだ無得点である。それでも、開幕戦のプレーを見た限りでは期待をせずにはいられない。

 江坂、オルンガ、クリスティアーノ、瀬川ら個性豊かなタレントと神谷の攻撃センスが融合すれば、間違いなく柏の攻撃力は増幅されるだろう。神谷にとっては4年ぶりのJ1。リーグ再開後は強烈なインパクトを放ち、爪痕を残せるか。

取材・文●鈴木 潤(フリーライター)

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